もう、ずいぶんと前の5月末の話。SNSでは考えられないタイムラグ。何もレフで写真撮ってるわけでも考えに考え抜いた文章をアップしてるわけでもないのにこの遅さ。考えもんですわ。しかも思い出し出し書いてるからかなりの情報が抜け落ちてそう...。何でもスピードは大事ですね。
出張で上京してきました。前回上京したのは確か昨年11月だったから6か月ぶり。東京行くにはちょうどいい間隔、毎回新鮮で毎回疲れる、お上りさん。今回も純喫茶からアートから江戸っ子から堪能してきました。
木曜日の昼に到着、昼食は会社近くの
「とんかつ いもや」 で。初めて入店しましたが入るや否や
「とんか(つ)っすかぁ」 と大将。正直何を言ってるのかわからんかったけど、何だかその勢いに負けてメニューを見る間もなく
「は、はい」 と答えて待ち席へ。カウンターしかない店内に10人掛けぐらいの長椅子が置かれていてそこが待ち席。圧倒的な手際の良さでどんどんカツを揚げていく大将。どうやらメインは「とんかつ」と「ヒレカツ」みたい。さくさくと皆さん無言で食べ終え、お勘定を済まして離席していく。それはまるでベルトコンベアに乗ってるような規律正しさ。待ちながら
「自分もそうしないとあかん空気やな...」 と密かにゆっくり味わって食べることを諦める。さすがは専門店、衣のサクサク具合、肉の味、量、ソース等抜群でした。
東京都千代田区神田神保町2-48
03-3265-0922
潔い暖簾。横書き縦書きのミックス
シ、シンプル...
その夜、久しぶりに前職の先輩たちと前職近くの茅場町で食事。直前まで今日の予定を忘れていた先輩...加えて近所に全くおススメの店がないらしく、縁もゆかりもない山形県料理の店へ入店する辺り、、変わってなさを痛感して涙が出てきた...笑 涙をビールで流し込み、いまいちピンとこない山菜料理でまくりの山形料理を嗜む。しかしこの日は店なんて関係なく、ただただ懐かしさが良い肴でした。ごちそうさまです。神保町に戻って小腹が空いたので
ラーメン で〆。
ホテルへの帰路、気になったお店。 「タンゴ喫茶」らしい。。
翌朝の神保町で。
た、確かにほぼ地球の反対側やけど。
金曜日は会社の飲み会もあり、大盛り上がりでした。1軒目にイタリアンを食べ、2軒目は中華料理で餃子、3軒目はバー、4軒目はチェーンの居酒屋、5軒目はカラオケ、6軒目に牛丼と気づいたら朝...。お陰で見事にチェックアウトを過ぎて2時間後に起床。延滞料金払って殺人的な日差しを浴びながらよたよたとホテルを後にしました。既に土曜日の午後。せっかくなので神保町で古本でも見ようとお目当ての「
magnif(マグニフ) 」へ。ここはなんと雑誌バックナンバー専門の古書店。存分に目の保養をした後、まずは六本木の国立新美術館へ。目的は地下にあるミュージアムショップ!ここ最近、気になっている「
アッチコッチバッチ 」というバッチの現物を見に。
たまたま草間彌生展、やっておりました。
ちょっと驚愕の人人人人人人 人..... 。
もちろん草間彌生展は見ることなく(展示入場に50分、特別ショップ入場に40分とかやった)、一目散に地下へ。しかし、いるわいるわ人が。老若男女がたーーっぷりいる。大げさでなく人をかき分けて目的の商品を見るが残念ながらショーケース入り。店員に声かけるも
「気になるモノを一つずつとりますから言ってください」 のパターン。
「んなもんゆっくり見れるかーーーー!!」 ってことでいくつか見て
「あ、もう大丈夫でーす...」 とショーケースパタンしてもらいました。仕方ないけど消化不良だね。せめて、ショーケース外からでも値段わかるようにしててほしす。。そんなこんなで美術館を後に。
いつも思うけど、東京はアートシーンが充実。思えばアートって自然の反対側にあるよね。
そしてこれは Invader(インベーダー)の作品なんだろうか...
今晩食事する友人との待ち合わせ時間まで少しあったので、渋谷で喫茶店へ入る。その名も「名曲喫茶ライオン」。唇噛みしめて如何わしい街を抜けると急に現れる超異様な洋館。入店すると店の古さに似合わない学生バイトみたいな女の子が静かに、こっそりと案内してくれる。カメラ禁止、大きな声でのおしゃべり禁止、しかしタバコはOKなこのお店。巨大な仏壇のようなスピーカーが設置されており、席はすべてそのスピーカーに向かって設置されている。言うなれば映画館のような造り(スクリーンがスピーカー)。爆音でオペラみたいなのがかかってる中コーヒーをズズズと飲む。
東京都渋谷区道玄坂2-19-13
03-3461-6858
外観にきゅーーんです。
30分ほどで退店、またも如何わしい街を抜け友人と合流。しかしいきなり
「(同郷である)村田の世界戦が見たい」 とか言うから1軒目に激混みの「HUB」へ。ビールとケバブとか嗜みながら鑑賞。なんでも世界戦っつーのは盛り上がるね。残念だったけど次があるさ、頑張って!
「サルデーニャ島の紋章」と、友人
混雑を極めたHUBを後にし、2軒目へ。全く飯とか食べてないのに何故かお腹満腹気味だったので目星をつけていたバー「Music」にいく。薄暗くてDJがジャズとかボサノヴァ?系の気持ちのいい曲流してて、店名を欲しいままにしてる感じ。しかし村田の興奮あってかボリューム大き目の関西弁でしょうもない話をしてしまった。周りの方々すみません。
東京都渋谷区道玄坂1-6-7 須佐ビル 5F
03-6416-3307
「あいつの写真、おっさんみたいやねん!!」って声が響き渡った店内
まだまだ続きます。前夜のオールナイト明けがウソのようにお酒も食事も入ります。これも村田効果!?さすがにちょっと小腹空いたな、ってことで東京っぽいお店、立ち焼肉のお店へ。「1枚ずつ注文するシステム」という点からも分かるように、あんまりがっつり食べるところではないのは明白。なのにめちゃめちゃ注文した気がする。お会計もそこそこしたね。
東京都 渋谷区 道玄坂 2-6-7 RISM渋谷 1F
050-5593-8456
寿司屋か!ってぐらい洒落腐ってる。
焼肉の後、といえば冷麺ならぬ「かむくら」へ...笑
記憶定かじゃないですが、友人ももちろん終電逃していて(私は渋谷のカプセルホテル予約済)、
「次いこーー!」 みたいな感じになってもう一軒行きました。「ラーメンは〆」概念を覆す飲み方。次は彷徨ってる中で見つけたイタリアン「
フィリ ディ チェント アンニ 」。さすがにこれ以上酒飲んだら肝臓が壊れそうだったのでワインは飲まずコーヒーとドルチェを。
andymori「バグダッドのボディーカウント」に出てくるところかぁ...なんて。
「明日の生活費探さんとあかんー」と落ちてる金を探す友
「落とした財布はこれかい?」的な看板
イタリアンを後にし、友人はタクシーで帰っていきました。もうほとんど酩酊状態でホテルにチェックインしようとしたら
「24時までにチェックインされなかったので自動的にキャンセルになってます、悪しからず」 と蝶ネクタイしたおじさんに告げられました。渋谷道玄坂丑三つ時。そこからガングロギャル(ウソ)ひしめき合う渋谷をマンガ喫茶4軒ほど尋ねましたがどこも一杯...
「このまま野宿か...」 と頭をよぎった5軒目のマンガ喫茶でようやくOKでました。最後の一席だったようで、あとから入ってきた男の人は断られてました。家にあったらちょっとだけ高級そうな革張りのソファで泥のように寝る。
一時はこうなるかとおもたけど...。
翌朝、どんでもなく体バキバキの状態で起床。エアコンガンガンやしソファやし風呂入ってないし...起きたときは屍が目覚めた的な体からの異臭を感じました。受付のピンク髪の兄ちゃんから
「あ、これ試供品なんでぇ、良かったらっス」 ってな感じで怪しいネーミングのエナジードリンクをもらう。その名も
「CHILL OUT(チルアウト)」 。覚醒ではなくトリップの方。Yogee New Wavesの「Summer」って曲の歌詞で「チルアウト~チルアウト~しようよ~」って箇所あるけど思い出しました。朝の渋谷はそこら中に夜を明かした若い男子が寝そべっててちょっと異様な光景。。
「安らぎ」と「クリエイティヴィティ」をサポートしてくれるらしい。なんじゃそら笑
以上東京滞在最終日、日曜日は散々な目覚めでしたが今日も朝から元気に動きます!やっぱり来ちゃう
「大江戸骨董市」 、さすがにもう何回目かなので古道具の神からご加護がありました、良い出会いあり。
はいはい~屍が来ましたよ~。
昼食は純喫茶でジャンバラヤ
ベロア、大理石、シャンデリア!的な純喫茶
東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館
03-3214-9043
以上、濃厚すぎる東京でした。人に会いすぎて吐きそう。。お土産はおされなアートメモ。