東京へ1泊2日の出張。延岡駅のスタバで珈琲を買ってにちりんで空港へ、なんてこともできる様になった延岡ですが、ここはコンビニのお茶で。そう、長距離移動にはなんてったってお茶だなと最近気づいたのです。今まではチルド珈琲とか買ってましたがここはひとつ「男は黙ってお~いお茶」で決まり。
宮崎空港→羽田→モノレールと乗り継ぎ都内へ。昼食は街の中華屋でホイコーロー定食を賄い食ってる店員との相席で。14時頃の遅め昼食でしたが来るわ来るわ人が。東京、人多すぎ。
夜は会社のメンバーとイタリアン(満席)→バー的洋食屋(サラリーのマンで賑わってた)→中華屋(泥酔人多し)→バー(若人でほぼ満席)とはしごし26時ごろホテルで就寝。いつぞやは「朝まで!」なんて感じで呑んでましたがここはひとつ大人の素振りで。しかし4軒とも店内はすごい人で人間どっかからわいて出てんのかと思ったよ。これが東京スタンダード。
翌日朝、テレビでは懐かしの辛坊さんと橋下徹さん(関西ローカル感)が「万博を大阪へ!」なんて言ってて「おいおい、オリンピックもあんのにもうええやろ」なんて思ってしまいましたが大阪には放置された土地(夢洲)があり、そこの活用のためには万博がうってつけとのことで力説してた。1970年の万博は勿論知らないけど「人類の進歩と調和」以上のことが今の世界情勢でできるのだろうか...。奇しくも1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博と同じような流れをまた歩もうとしている奇譚ニッポン。
チェックアウトを済ませて目的地、御徒町へ向かう。初めて降りたその町はなんだか荒んでいて、壁から汚水でも染みだしてきてるんじゃないかと思うほどの刺激の強い雰囲気。壁には落書き、所狭しと軒を連ねる飲食店、そしてゴミゴミゴミ...。時はまさに世紀末なのだろうか...笑
そんなこんなで目的のお店「アフガンブラザーズ」へ。アフガニスタン人の兄弟が経営しているアンティークビーズのお店で、以前大阪のミネラルショーで香油瓶を購入した店。念願かなってようやく伺えました。店内は鉱物、アンティークビーズ、ローマングラス等々世界の発掘品が所狭しと並べられ、その品数と在庫量に関しては世界規模じゃないか?と思うほど。ちまちましがちなこの発掘品業界界隈(そんなのあるのか)において、ダイナミックな買い付けを日本を起点に世界で行ってるかと思うとなんだか誇り高い。
店内で約1時間物色し、アンティークビーズとファイアンスの連を2つ、ローマングラスの小壺を購入。そこそこの値段しましたがさすが中東の人、結構気前が良くて「安くしますよ」と言って数千円単位でまけてくれた。
アフガンブラザーズ(AFGHAN BROTHER’S) ☆
東京都台東区上野5-12-1 後藤ビル1F 03-3835-8636
先客女性は10万円分ほど購入した挙句「支払いは明日来ます」とか言うてた。
街の荒み具合に反して良い買い物ができ大満足。昼食は外国人から提供された牛丼をがっつく。たまたま飲食店だけど、この構図(店の人・外国人、客・日本人)は近い将来、介護とかでも出てくるやろうなぁ。。
喫茶店で購入品をしばし愛でようと思い、グーグルマップで検索すると良さそうなお店を発見し、外国人をかき分けかき分け(大げさでなく)向かうことに。
こち亀でしか見たことない。アメ横。
東京都台東区上野6-5-4 尾中ビル地下1階 03-3835-4401
こっちからは「OKA」。
こっちからは「丘」。
地下にあるその喫茶店は、重厚な店内でいかにも純喫茶の佇まい。アイスコーヒーをズズズっと飲みながら超薄暗い照明の中、目を凝らして数千年前に作られたであろうビーズ達を愛でる。どういう経緯にしろ、やはり悠久の時を経た物は良いなぁとしみじみ。
街は荒んでいても、太陽の光はいつも真っすぐで美しい
せっかくなので、上野まで足を運んで美術館へGO!