2016/07/18

てげメシspecial -日本料理 きたうら善漁。-

「延岡一」の呼び声高いお店に行ってきました。その名は「きたうら善漁。」、え?店名の後半何て読むん?と思ったあなた(私もですが)、「ぜんりょうまる」と読むそうです。もちろんそこそこなお値段する(お酒含めて1万ちょい?)ので普段使いはなかなか難しそうですが、完全フルコースの日本料理が食べられます。地元食材を使った料理が多く、中でも鮎料理は見た目も含めなかなかのもんでした。他、日本酒も豊富でメニューに合わせて提供されたり、本わさびをその場ですりおろしてくれたりと、とにかく皆さんご存知の通りな「そこそこ高級なお店」なのです。
とはいえ、本当にシンプルなものばかりで変化球ではなく結構直球勝負なお店。奇抜好きは??かも。器や盛り方も確かに延岡では随一だと思うけど、至って「そのままが良い」って感じのコンセプト、たっぷり3時間弱、楽しみました。
日本料理 きたうら善漁。(ぜんりょうまる)
住所:宮崎県延岡市本町1丁目3-14  TEL:0982-31-0051
 ホームページ ※なかなか衝撃内容のBlog、満身創痍感が...
看板。良い味だしてます。
店内は1階のカウンター席と2階の座敷席。今回は人数も多かったので2階の座敷席に。入店してまずその木の美しさに目を惹かれます。綺麗な無垢の柱にカウンター、扉まですべて同じ木材?で統一されていて非常に清潔感があります。「ここからは普通とちゃうで!?」って言ってるみたい。2階に上がるとd&departmentなどでおなじみのカリモクソファが数脚。ここは喫煙スペースになってるようです。くつろぎながら食事前の一服、という訳。
掘りごたつの座敷、既に食卓には器がセットされておりよく見るとひとりひとり違う醤油皿。そして今日の日付時刻入りメニュー、壁には「日々是好日」と書かれた掛け軸。禅の心、良い言葉、良い響き。いよいよ始まります。
1.紫海胆。育った場所の海水で洗われているようです...。
2.イサキ。料理人のお父様が釣ったという魚、5時間前に〆たようです。
3.あさり。お椀がお上品。
4.平宗太。カツオの親戚らしい。
5.とうきび。メニューにはなかったけど、あま~~くて上品な味。
6.若鮎。これが今日一‼の地元五ヶ瀬川の鮎。これだけでも食べにくる価値あるかも...。なんと鮎自身の油で揚げてるようです。そんなこと...!?って思うけど...。頭からがぶりと。
7.もずく。肉に備えて...
8.牛肉。都萬牛をレアで、ガリッて感じ。
9.白米。湧き水で炊いた土鍋の白米。これがメイン。
10.卵。白米は最初そのまま、そしてワサビで、さらにお塩で、そして最後は卵で。
11.味噌汁。海の味がする。
12.おこげ。ペリッと剥がしてね
13.メロン。ウリ科ならぬウリ目、いやバラ類最強かな。
以上、大満足の食事に加えて毎度異なる日本酒が料理を引き立ててくれます。接客も心の通った接客でよかったです。また是非、来たい場所。料理人の病状が気にはなりますが
.....。

2016/07/03

てげ漂着物 -archive4-

最近拾ったもの。採集場所は主に浦城海岸

もはや昭和シェル石油にしか見えない。
欠けたり欠けてなかったり。
今回の収穫ナンバー1、タコノマクラ
そして昭和シェル石油。
でも個人的にはこの貝の色目がお気に入り。渋い。

そういえば先日、久しぶりに宮崎市の「S&Y WORKSHOP」を覗いてきた。相変わらずの店内センスと商品チョイス...おこがましいけど本当にナイスセンスだと思う。生き方も見習いたいもんです。まずはサーフィンからか...笑
手描きラベルの香油、抜群にいい香りします。

てげ場所をゆく -須美江海水浴場・浦城海水浴場(延岡)-

ここ最近、延岡は天気がすこぶる調子いい。湿度も凄いが日差しも凄い、とにかく雨の気配は最近しない。もしや梅雨明け!?と、市民は皆静かに見守っている、梅雨前線の動向を。
ある日も快晴、やること目白押しの日曜日だったはずが天気が良かったので外出しちゃいました。あぁ意志弱っ...
候補に挙がったのは「鏡山」と「七ツ島展望台」。ともに高台から下界を見下ろすアレ的観光地だ。そう、人間は高いところに上がりたい欲を持っている。どちらかというと気分は鏡山だったけど片道1時間半かかるってんで諦めて七ツ島の方にしました。気ままな二人の気ままな旅開始。
途中、須美江海水浴場の横を通るルートだったんでせっかくなので冷やかすことに。初めてちゃんと来た須美江は「日本の海水浴場88選」にも選ばれてるらしい。さすがに泳いでる人はまばらだったけど古き良き海水浴場の流れを汲んでいる。
いい歳の男性4人がドラゴンアッシュの「ファンタジスタ」を爆音で流しながら海パンでリフティングしてて、なんだか切ない場面に遭遇した気分...笑
水はそこそこ綺麗、それより何より砂浜の両端にはまさに奇岩!の名を欲しいままにするミルフィーユ状の奇岩が...アイスで言うとエスキモーの「ビエネッタ」のよう...。恐る恐る足を踏み入れるもその鋭いエッジ故に転倒厳禁!だって転倒すると恐ろしい事故になりかねない程の鋭さ...まるでナイフの様...笑
須美江海水浴場
〒889-0321 宮崎県延岡市須美江町1450-2  HP 
一見ふつうの海水浴場ですが...
どりゃーー!!っとこんなのが出てきます。
マジ凶器岩。
自己満写真① 奇岩編
自己満写真② 奇岩編
気ままな寄り道を終え、目的地の七ツ島展望台へ向かう。寂しい山の一本道をただひたすら上っていくと見えてくる寂しい展望台...。一大観光地になることは今後決してないだろうが、これはこれで今後も残していってほしいもんである。こういう場所は概ね免許取りたての若者たちが来る場所って相場が決まってます。
七ツ島展望台 HP
ほら、この調子だもの。
うん、HP通り 笑
展望台を後にした気ままな我々は別のルートで帰宅することに。途中、一度行ってみたかった「浦城海岸」が近いことを知り、気ままな我々は気ままに向かう。浦城は漁港でもあり、さらに延岡唯一の有人島(たぶん)島浦島へ向かうための船着き場でもある。今日は釣り客と散歩客ぐらい。泳いでも気持ちよさそうな透明度。
浦城海水浴場
〒882-0095 宮崎県延岡市浦城町  0982-34-7833  HP
船が到着。思ってたより大きい。
今は廃墟、パールランド。いったい何の施設やったんやろ...
自己満写真③ 砂浜編
自己満写真④ 砂浜に落書き編
浦城海岸は小粒ながら貝やタコノマクラなどが多数拾えます。ビーチコーミングし甲斐あり〼。

てげ旅 -写仏倶楽部の旅②(日之影・青島・しらすと写仏)-

宮崎県北には温泉が僅かながら存在します。その一つが「日之影温泉」。いや、正確に言うと旧高千穂鉄道の日之影駅が日之影温泉駅となり、駅の中に温泉があるという一風変わったことになっていたようだが2005年の台風被害で鉄道は運休し、結果的に温泉施設だけが残った...というなんとも歴史深い温泉なのだ。風貌はまさしく駅??で、1階部分は物産店、2階が温泉施設となっている。2010年にはかつての高千穂鉄道列車をホテルと見立て、宿泊施設までオープンしている。と、ここまで書くとすごく人気そうな印象を与えますが極めて人少なし、閑古鳥が鳴いてました。勿体ない...。
日之影温泉駅
TEL 0982-87-2690
〒882-0401 宮崎県西臼杵郡日之影町大字七折3235番地5 
HP
線路はもうないけど、駅から望む景観はさぞダイナミックだったろう。川に山に。
うわさの寝台列車ならぬホテル列車。宿泊してみたいけど飲みに行ったりできひんから少々心配...。持ち込み必至!
この温泉施設、初めて来たけど湯上り後のまったりスペースが素晴らしい!!そして食べなかったけど食事の充実(バリエーション)っぷりたるやとんでもなくありとあらゆる胃袋を掴むこと間違いなし!最近のスーパー銭湯は湯上り後のまったりスペースにお金とったりするから嫌やわぁ。
併設の資料室より。「どんな合成やねんっ!」と思わず突っ込みたくなるポスター。
昔からあったんやな。18切符。一回目のフジロックはこれで行った。懐かしい。
その後、閑散極まりない日之影散策を少々。基本的にはお年寄りしか見ない。そして皆軒先に出て涼んでる。その光景はなんとも悲しく感じました(個人的にですよ)。若者は延岡とか都会に出て行ったのだろうか...。遠くに見える巨大な橋脚を見て村人は何を思う...。
日之影はむぎ焼酎なんだろうか。
焼酎蔵、かな?激渋。
横尾忠則でもないのにY字路撮影。人の股にも見える。それならジーパンやな。
帰りの車内はお疲れモード、夜は駅前の「とんちゃん」で延岡名物などを食す。やはり「味が濃いね」と一致。それでも美味しい九州のメシ!その日は爆睡しました。。
翌朝、日曜日は朝から家で名物「釜揚げしらすメシ」!これはもう、、涙が出るほどおいしくてご飯何杯でもいける素晴らしい食材。ネギや大葉も加え、黄身だけ落として醤油少々。ふわふわのしらすは何物にも代え難い笑
命、頂きすぎやな。
その後、少しゆったりしながらお土産の写仏にしばし没頭。黙々と、でもスピーディーに仕上げていく3人。正直、なぞるだけなのにこんなに個性出る!?って感じの仕上がりに。写真では伝わりにくいが最後にご紹介。
Yのフライトまではいつもの如く青島観光(大雨だった)を。残念ながらリニューアルしてるはずだった熱帯植物園は諸事情でクローズしてたので外から雰囲気だけ。
熱帯植物園全景。以前と比較するとさすがに綺麗で見やすそう!期待大。
青島神社。やっぱここ変やで 笑
「AOSHIMA BEACH PARK」 正直、雨やときついな...。あと、やっぱり「持ってきた感」が凄い。もう少し青島全体のボトムアップが必要かも...泣
だってすぐ横でこんなのとか...
こんなの売ってるんだから...笑 私はこっちのが好きです。
以上、心も体も大満足の旅。何より写仏が良かった。こんな素晴らしい機会を与えてくれてありがとう、妻の友人Yよ。「仏の心、忘るべからず」で生きていきます。
三者三様 仏。
 
※途中からフォントが変わってしまってますが何度試みても直せないのでお気になさらず。

てげ旅 -写仏倶楽部の旅①(BEST of TAKACHIHOKYŌ)-

妻の友人Yが延岡へ遊びに来てくれました。先日の妹に続き連続宮崎入り(妹は延岡来てないけど)。なしてこんな梅雨時期に!?と思ったけどどうやらいろいろなタイミングが重なってこの時期になったよう。人生の節目、転機やな。暫く滞在するというので私が仕事の間もいろいろ行ったみたい、日向市とか。「仏(ほとけ)」を欲する我々夫婦に「写仏入門」という本をお土産で買ってきてくれた神懸るお土産センスもさることながら、「無けりゃ描きゃいいじゃん」というアイデア、いつだってYは1歩が大きい。
土曜日、梅雨の合間の快晴というコンディションで高千穂峡へご案内。今まで何度か高千穂峡には足を運んでますが、今回は時季・天気・気候・人の少なさ諸々でザ・BESTな高千穂を体験。1年に数日しかない(と勝手に思ってる)心地よい日でした。高千穂峡の見どころは大きく分けて3つ。

①(もちろん)高千穂峡のボートとその周辺たち
※その周辺:ボートを上から見る、チョウザメ池鑑賞、釣り堀、淡水魚水族館、おいしすぎるマンゴーと桃と日向夏のミックススムージーなど
②旧高千穂鉄道のレールを利用したトロッコ「高千穂あまてらす鉄道」
※通天閣とほぼ同じ高さの鉄橋で高所体験、おじさんの軽快なお喋り付き
③国内随一パワースポットの呼び声高し、「天岩戸神社の天安河原

以上、残念ながら②のトロッコは天候の関係で一番の目玉である鉄橋まで行けないとのことだったのでおじさんの軽快なトークも捨てがたかったが諦めボートへ。あまりに空きすぎているボート乗り場に驚きつつも、いつもは大苦戦するボート漕ぎも今日はすいすいと。しかし最大6時間ぐらいの待ち時間が発生することもあるこのボート、ふり幅すごいな。
待機するボートも色鮮やか
とにかく何より漕ぐのが楽すぎる。
景色だってたのしめちゃいます。
へ~こんな岩やったんや。って感じ笑
鴨だって今日はなんだかアーティスティック
「人少ないからエサくれよ~」って目、必死。
ボートの後はその周辺散策。相変わらずチョウザメの池はそのひしめき合いっぷりに引くけどまぁよしとしよう...。お土産もん屋とかもひやかす。
そして美味すぎるスムージー。想像してみてください、マンゴーと桃の織り成す甘味のハーモニー。自然物最強の甘味、香りといっても過言ではない2つの果物プラス少し酸味のある日向夏をミックスさせる贅沢さ。バケツで飲みたい。
実は貯金箱
散策後は天岩戸神社へ。ボート乗り場からは車で20分ほど。棚田を横目に快走します。この神社は「天岩戸と呼ばれる洞窟を御神体」としているらしい。なかなかの鬱蒼とした感じ。しかし天気も良いので普段は絶対に撮らない紫陽花なんかもパシャリ。花なんて撮る日が来るとは...写真には特に主義主張ありませんけどなんだか日和ったなぁ。
純白の紫陽花 笑
急にロリータ
宮司さんのお勤め
そう、神社ですから。
神社から徒歩で川上へ行くと「八百萬の神々がお集まりになり、御相談をされた天安河原がございます」だそうなので行きます。詳しくは前の「てげ」参照。
まさしく「涼」
接写
良い表情
 良い表情②
最近はもっぱらこういうのにも惹かれる。
その後、小腹も空いたので石造りのカフェ「ふる里茶房 石の蔵」へ。石のごつごつ感を感じさせない喫茶風の店内でハンバーグ定食とコーヒーを頂き、帰り路にある日帰り温泉へ向かう。
店内は極めて親近感の沸く感じなのです。