2018/11/26

東京考察2018②-3大・国立〇〇館-

あまり詳しくなかったですが、上野には「国立」と名の付く館が3つもあります。せっかくなのでフライトまでの時間を費やし巡ることにしました。足早に巡ったのでアーカイブとして。

〒110-0007 東京都台東区上野公園7番7号
かの有名な「世界文化遺産」ですわ。
 「国立科学博物館」も行きましたがミュージアムショップのみ。子供に紛れて生態系ファイルやノミの種類を分布したポスター、ウミウシのポストカードなどを購入。
 
110-8712 東京都台東区上野公園13-9
なんとなんと、デュシャンの展示ではないか!!
個人的には「生粋の芸術家」だと思っている。
最近は写真OKの美術館が多いのだろうか。今回も。
そしてコレ。ステッカー持ってます。
夜な夜な行われているンチチビルでのダダリズムの大元。
常設。いきなりのお出まし。
こーいうの、ほんと好きです。
こーいうのもほんと好きやなぁ...。
いちいち内装が素晴らしいんだ。
ほら、素晴らしい。
仏像は佇まいが他のとちゃう。
日本のより、少し俗っぽいお顔立ち。
マンガ家なら参考にできそうな表情たち
古代インダス文明のテラコッタは心をつかむ。
偶像的、イマジネーション豊か。
もちろん、外せません。
以上、デュシャンも観れて満足でした。
やはり美術、嗜好品の集中具合はさすが東京。

2018/11/25

東京考察2018①-アフガンブラザーズ(御徒町)-

東京へ1泊2日の出張。延岡駅のスタバで珈琲を買ってにちりんで空港へ、なんてこともできる様になった延岡ですが、ここはコンビニのお茶で。そう、長距離移動にはなんてったってお茶だなと最近気づいたのです。今まではチルド珈琲とか買ってましたがここはひとつ「男は黙ってお~いお茶」で決まり。
宮崎空港→羽田→モノレールと乗り継ぎ都内へ。昼食は街の中華屋でホイコーロー定食を賄い食ってる店員との相席で。14時頃の遅め昼食でしたが来るわ来るわ人が。東京、人多すぎ。
夜は会社のメンバーとイタリアン(満席)→バー的洋食屋(サラリーのマンで賑わってた)→中華屋(泥酔人多し)→バー(若人でほぼ満席)とはしごし26時ごろホテルで就寝。いつぞやは「朝まで!」なんて感じで呑んでましたがここはひとつ大人の素振りで。しかし4軒とも店内はすごい人で人間どっかからわいて出てんのかと思ったよ。これが東京スタンダード。

翌日朝、テレビでは懐かしの辛坊さんと橋下徹さん(関西ローカル感)が「万博を大阪へ!」なんて言ってて「おいおい、オリンピックもあんのにもうええやろ」なんて思ってしまいましたが大阪には放置された土地(夢洲)があり、そこの活用のためには万博がうってつけとのことで力説してた。1970年の万博は勿論知らないけど「人類の進歩と調和」以上のことが今の世界情勢でできるのだろうか...。奇しくも1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博と同じような流れをまた歩もうとしている奇譚ニッポン。

チェックアウトを済ませて目的地、御徒町へ向かう。初めて降りたその町はなんだか荒んでいて、壁から汚水でも染みだしてきてるんじゃないかと思うほどの刺激の強い雰囲気。壁には落書き、所狭しと軒を連ねる飲食店、そしてゴミゴミゴミ...。時はまさに世紀末なのだろうか...笑

そんなこんなで目的のお店「アフガンブラザーズ」へ。アフガニスタン人の兄弟が経営しているアンティークビーズのお店で、以前大阪のミネラルショーで香油瓶を購入した店。念願かなってようやく伺えました。店内は鉱物、アンティークビーズ、ローマングラス等々世界の発掘品が所狭しと並べられ、その品数と在庫量に関しては世界規模じゃないか?と思うほど。ちまちましがちなこの発掘品業界界隈(そんなのあるのか)において、ダイナミックな買い付けを日本を起点に世界で行ってるかと思うとなんだか誇り高い。

店内で約1時間物色し、アンティークビーズとファイアンスの連を2つ、ローマングラスの小壺を購入。そこそこの値段しましたがさすが中東の人、結構気前が良くて「安くしますよ」と言って数千円単位でまけてくれた。
アフガンブラザーズ(AFGHAN BROTHER’S) 
東京都台東区上野5-12-1 後藤ビル1F 03-3835-8636
先客女性は10万円分ほど購入した挙句「支払いは明日来ます」とか言うてた。
街の荒み具合に反して良い買い物ができ大満足。昼食は外国人から提供された牛丼をがっつく。たまたま飲食店だけど、この構図(店の人・外国人、客・日本人)は近い将来、介護とかでも出てくるやろうなぁ。。
喫茶店で購入品をしばし愛でようと思い、グーグルマップで検索すると良さそうなお店を発見し、外国人をかき分けかき分け(大げさでなく)向かうことに。
こち亀でしか見たことない。アメ横。
丘(オカ・OKA) 
東京都台東区上野6-5-4 尾中ビル地下1階 03-3835-4401
こっちからは「OKA」。
こっちからは「丘」。
地下にあるその喫茶店は、重厚な店内でいかにも純喫茶の佇まい。アイスコーヒーをズズズっと飲みながら超薄暗い照明の中、目を凝らして数千年前に作られたであろうビーズ達を愛でる。どういう経緯にしろ、やはり悠久の時を経た物は良いなぁとしみじみ。
街は荒んでいても、太陽の光はいつも真っすぐで美しい
せっかくなので、上野まで足を運んで美術館へGO!

2018/11/04

Because it’s there. -そこに行縢山があるから-

10月後半、既に朝夕は防寒必至で、よもやTシャツなんぞで歩こうもんなら「見ちゃダメ」なんて見知らぬ母親から言われかねない季節に登山してきました。
延岡市民、いや宮崎県民ならば一度は見たこと聞いたこと、登ったことあるだろう行縢山(むかばきやま)に。難解すぎる漢字のことはこの際置いておいて、先を急ぐ。

発起人は会社の上司、同調した関係者諸々約10名ほどが集まりパーティーを組み、まだ見ぬ眺望を求めて829.9メートル(低っ)の道のりに挑みます。TBS「クレイジージャーニー」を日頃拝見させて頂いている関係もあり気持ちだけは5,000メートル級、しかも今年に限ってはフジロックも非参加のためアウトドアフラストレーションをここぞとばかりに発散してきました。
まずは安全祈願に「行縢神社」へお参り
しょ、衝撃の狛犬?
しょ、衝撃の狛犬?②
しょ、衝撃の狛犬?横Ver
行縢神社に鎮座していた激プリミティブな狛犬。「立主)甲斐 平治」「(石工)萬作」と彫ってあります。海外のアート作品?はたまた縄文時代の偶像?と思うほどの存在感。博物館またはMoMAレベル、詳細ご存知の方が居れば情報求ム。他の作品も見たい。
登山開始間もなく、岩場が続く
自然のものは海も山もその姿かたちが似ているのだ
行縢の滝、遠景。コントラストがすんごい
行縢の滝・近影
山の祠
後半は林道ゾーン
高野山かとみまちごうほど
岩場、小川、林道、枯れ葉などなどいろんなエリアを越え約2時間。ようやく山頂へ。パノラマの絶景は高さ以上の感動と価値を感じました。これは延岡随一のスポットかも。
山頂より南方を望む、ひだりに日向灘
下山時、危険な木の実(ナナ)
山であってはならない、攪乱標識
下山も含め、約5時間。その後の1週間は足が棒のようになってましたが初秋の良さを感じるGoodDAYでした。

सब्बे संखारा अनिच्चा(諸行無常)な日々

暫くの間、諸事情で更新ができませんでしたが激動の2か月を過ごしてました。
貧相な表現ですがまるで洗濯機の中で自由が利かないような状態。

知らぬ間に金木犀の良い香りと乾燥した空気がとても心地よい季節になっていて、通勤時に日の出が拝めるほどの日照時間の短さに驚き、同時に季節が移り変わるそのスピードの速さに少し悲しさを覚えたりもする。こんな時は「ノスタルジィ」とでも言いましょうか。

人生は諸行無常でいとおかし。

いつかの日の出はいつかの思い出