2016/05/08

キセイ旅行② -にゅ~みんぱくー

中津の朝、とてもよく眠れた。目覚めはGood!友人宅は本当に男の一人暮らしって感じの家。ユニットバスの洗面所に、合わないサイズの歯磨き粉が詰め込まれていて窮屈そうだった。一度はこんな生活がしてみたかったけど結局ほぼ30年実家暮らしでその後すぐに二人暮らしを始めたため今まで経験したことはない。都会の片隅で忘れ去られたように細々と暮らす一人暮らし、憧れる。年取ってからは客観的にも哀愁が増すのでやるなら若いうちに。
近所にモーニングを食べに行こうとぷらぷら散歩。「カンテグランテ」を横目に商店街方面へ歩く。延岡の習慣でついついすれ違う人とあいさつしてしまいそうになるが「ここは都会」とぐっと我慢。生活雑貨店「saji」やかつてトアル食堂があった場所にある中華料理「ドラキチ」など、いやはやおもしろ中津だなと感心する。商店街北側にはお眼鏡にかなうお店がなく、細くて暗く、今にも倒壊しそうな商店街を抜けて南側へ向かう。カレーが抜群に美味しいというなんだか異空間な感じの「SOMA」を越え、目に入ってきた「コーヒーラウンジ」の文字に引寄せられるように「フランドル」という喫茶店に入店。昔懐かしい、でもある意味最先端な雰囲気の喫茶店でした。これは幸先のいいモーニング。
戦後を感じる商店街。ほっそーくてくっらーいです。
たまにあるけどカオスな店。
噂のSOMA。外観からもビンビンきてます。
そして、ナイス喫茶店。店名入りのナイスマッチが置いてありました。
フランドル
大阪府大阪市北区中津3-3-36
06-6373-3453 
喫茶店を後にし、友人と別れて一路千里方面へ。数か月前から大阪に帰省した時、どこを回ろうかと悩みに悩んだ挙句、「そうだ、みんぱくへ行こう」と決めてたのです。大阪の新しいSHOPやエリアももちろん楽しいんでしょうが、今や大阪の街を歩く私はお上りさん、そんな中途半端な足の突っ込み方じゃ普通の観光客同様しんどなって「大阪って人多いな...」って印象残るだけやなと気づき、これは大好きなみんぱくに行くしかない!と。
しかしいつも思うけど「大阪」といえば「汚い・柄悪い・人多い」って印象をお持ちの宮崎人が多い気がする。でも思えば心斎橋とか道頓堀とか梅田とかUSJとかしか行ってないんやからそらしょうがない。それなら自分でも「大阪って何かさ...」ってきっと思うはず。でもでも!大阪には「ここにしかない」がたくさんあって、それはそれはストレスフリーで自分をリフレッシュできる場所もたくさんあるのです。その一つ、「みんぱく」。久しぶりに行って感じました、ここは世界に誇れる場所やと笑
どでーんと外観、設計は黒川紀章さん
特別展はアイヌ12名の肖像画とその模写についての展示。昔の人はアイヌを特異な目で見ていたんだなー、と感じる。きっと辛い思いもたくさんしたんだろう。
常設展のエントランス箇所、正面から興味を惹いてきます。
中でもすごいリアルな再現だなと感心した古代遺跡発掘現場
中庭の展示も変わってました。
残念ながら1/3ぐらいがクローズしてましたが大満足でみんぱくを後に。クローズしている理由は新たな文化や風俗に合わせて更新しているため。こういった「ストイックさ」がなんとも心を揺さぶります。みんぱくには世界中で研究を進めている人たちが所属していて、その方たちが持ち帰ったモノを我々が見る。もちろん、現地に行った方がより本物を見たり感じれるわけですが、そういった現地で感じる「熱」は臨場感があって感情的で感傷的な印象、ただし足を踏み入れないとその人たちの本当の生活は見れない。その分みんぱくは「熱」こそないものの(いや、それこそ圧倒的な展示物を目の前にしたら熱を感じるんやけど...)冷静にその文化や風俗に触れることができるので好きなんです。
世界のあとは日本、ということで大阪日本民藝館にもお邪魔。
解体される観覧車と太陽の塔
木漏れ日の小道、小中高生がこぞって遠足してました。しっかり勉強せぇよ
太陽と太陽の塔
大阪で万博してくれてありがとう、感謝ですわ。
個人的には大阪随一のスポット。宮崎県人よ、来たれ万博に!伊丹空港からも近い!

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