2015/07/12

気になるてげ店 -内藤記念館-

週末、自宅から徒歩10分の図書館へ車で通ってます。今週なんかは土日両日入り浸り。高校生カップルに混じってペンを走らせます、カキカキ。ひと段落した午後3時、館内エアコンが効きに効きまくっていたためハーフパンツの私は芯まで凍えてしまい、暖を求めて未だ湿気の残る外へ繰り出すことにしました。といっても近くには喫茶店「バンビ」ぐらいしかない...忘れてはいけない、ここは延岡。(っても実家エリアの図書館なんて周りに古墳ぐらいしかなかったか...はぁ...)
そこで、かねてから気になっていた図書館に隣接する博物館、「内藤記念館」へサボりに行くことに。博物館と言っても無料で入館できるゆる~い雰囲気。外壁にアンリ・マティス風のカラフル幾何学なタイル画があって気になっていました。

入口が二つある。これは車で入れる方の入口。英語表記とフォントが良い味出してます。しかし今日も天気悪っ...。

噂のアンリ・マティス風壁画。これ実はタイルでできてます、モザイクアート。作者は黒木貞雄さんという方らしい(てげ調べ)。ナイスな雰囲気醸し出してる。

こちらはもう一方の入口、図書館方面から徒歩で入れます。ご立派な家のようです。手すりが木材でできていてツボでした。

メインエントランス。せり出した屋根が特徴的なファサード。さすがに設計者までは不明。雰囲気、重厚な感じはどこかみんぱくの「大阪日本民藝館」を思わせる。

館内は写真撮影禁止の場所もあり、ゆる~い雰囲気ながらシャッター音や会話のない静寂が保たれています(というかそもそも客はいないが)。大きく分けて展示室は3つ。西南~第二次世界大戦の戦争関係、土器などの出土関係in延岡、館名にもなっている内藤家ゆかりの品々関係。内藤家は延岡藩最後の藩主だったようです。

以上、土器あたりはたまらん感じです。中には出土品でビーズ(トンボ玉)も展示してたので、今度近所を掘ってみようかなとたくらみ中。わりときれいに手入れされています。

満足し、外へ。そうそう、内藤記念館の周りを取り囲むレンガ造りの外壁がなんとも良い雰囲気で、よく見ると「鍰(からみ)レンガ」と記載がありました。これ、銅を精錬する際にでた不純物のことを指すらしい。なんとも良い雰囲気の色と風合い。自宅を建てる際は是非...笑

こっちは鍰レンガではないですが「静思庵」の表記。てくてくと向かいます。

するとそこには立派な茅葺の家が。中も入れて日之影名産の「かるい」なども展示してました。結婚式もできるようですよ...渋い笑

どうやら、建て替え計画が進んでいるようですができればこのままがいいなぁ、と少し名残惜しい気持ちで図書館へ戻りました。少し郷土(延岡)の勉強もしてみたいな。

内藤記念館
宮崎県延岡市天神小路255番地1
Tel.0982-22-7047 HP

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