2015/10/04

てげ旅 -人混み観光地をゆく 3日目(最終日)-

古いホテルだったので、夜中にもしや!?と思ってビクビクしながら寝ましたが一切そんなことありませんでした。そうです、幽霊にびびってました。 なぜならその昔、家族旅行で白浜に行った時「足出して寝たら引っ張られてあの世へ引きずり込まれんで」と寝る前に聞き、酷く怖い思いをしたことがあるから。あと、やっぱり「古いホテル」ってなんかありそうやし...。
しかし結局、人生今の今まで霊らしきものを感じること(シャワー中、後ろに人の気配、とか)はあっても特別人より感じやすいなんてことは一切ないなと今では確信してます。とはいえ心霊スポットにノリで行くとかは絶対しませんでしたが...笑

≪3日目≫
ぐっすり眠り、良い目覚め。少し曇り気味な天気ですが概ね良好。3日目も良い日になりそう。さささっと用意をし、朝食バイキングへ。4人が各々好きなものを好きなだけ採る。しかしバイキングってほんまに人の嗜好が出るよな~と改めて思う。そしてやっぱり何となくおかんの採ってきたものと自分のは似てる気がする...。でも玉子焼きに加えてスクランブルエッグも採ってたのはどうかと...。妹は父親に似て盛り付けまでびちーーっとキメてる始末。嗜好とか何より「血は争えへんな」と感じた。
9時半ごろにホテルを出発し、霧島の観光案内所の土産物屋を物色。街全体のすごい硫黄臭に鼻がおかしくなりそう...。でもこれは効きそうやなと、冬のお助け品「湯の花」を購入。
硫黄+卵=頭、混乱 

観光所を後にし、まずは霧島の洒落たお土産が購入できる「きりん商店」へ。昨日のがっつり観光のみってのが何となく消化不良気味っぽい妹のため急きょ行くことにした場所。この場所も一度訪問済み。相変わらずデザイン性の高い外観、しかも今日は野点もしてる。店内でお茶を3煎ほど頂き、最後に茶葉まで食べさせて頂ける素晴らしいおもてなし...。作家さんのピアスなど購入してた。
これでも立派な神様なんです。田んぼの神様「たぬかんさぁ」。目がいってます。

そして、鹿児島にサヨナラを告げ日南方面へ向かう。目的地は「飫肥(オビ)」。初めて行く場所だけど噂によると城下町で風情があるらしい。杉が有名で「飫肥杉」という焼酎や杉を使った洒落た土産もんもあるらしい。山道を抜け、大きな川を渡ると急に古い街並みが...!!そんなに規模は大きくないけど確かに風情あるまちなみ...。いいとこそうです。
まずは昼食、腹ごしらえです。蔵のあるお店「ギャラリーこだま」で一本釣りカツオ、和牛などのランチを頂く。おいしいし何より上品!!
わたしひとりだけ和牛のランチ。。
店舗横にある蔵の中は雑貨屋になっていて、作家モノやアロマオイルなど品ある商品が並んでます。その後、飫肥城、おび天、街散策などして飫肥で一番行きたかった場所、服部植物研究所へ。
飫肥城入口。なんと無料(寄付制)の人力車が!!

服部植物研究所は服部新佐博士が設立、くわえて「世界で唯一のコケ専門研究所」という肩書をもっている。だれもが人生で一度は興味を持ったであろう植物 「コケ」、何を隠そう私もその一人なのです。学生の時、実家の庭のコケをむしり取り、当時はまっていたマン盆栽への移植を行ったり、はたまたコケだけの鉢を作って眺めてみたりしてた。あぁ懐かしすぎる...あのころは悩みなんてなかったのに...笑

と、そんな思いを胸にいざ向かう。目の前に現れたその建物は外観から心を鷲掴みにするなんとも趣のある研究所...。こ、これは来た甲斐あったと確信...。
洋館風の佇まい。窓枠、入口などすべてがビンビンきます。
無料で入館でき、顕微鏡でコケを見たり、DVDでコケの生態を見たりできる。一瞬ですが、コケ学者にでもなったような気分を味わえます。館内は天井も高く、言うなれば理科室のような雰囲気。
白と淡いピンクで統一された天井の高い館内。
コケ以外にも日南海岸で採取したという貝類や、海藻、キノコなどの収集・展示も。
とにかく館内全体の統一感、バランスが良いです。どうやらデザイン監修はこの人らしい。
ポストカードも激しく洒落てます。片面は組字ではないと思いますが活版印刷。これもデザインは猿山さんでしょうか。
ひかえめにポストカードなどが販売されており、私は100年前のヨーロッパで作製されたコケのイラスト本復刻ページを1枚購入。紙の周りがお酒のラベルのようないわゆる「耳付」のもので、おそらく1枚ごとの手すき紙だと思われます。重厚感あるお土産。そしてまたその土産を包む封筒なんかも憎いほどシンプルで洒落てるんです...。いやーー非常に良かった、また行きたい。。
 
服部植物研究所 Hattori Botanical Labolatory
開館時間 1000 16:00
休館日 年末年始 お盆期間
見学料 無料
お問い合わせ 0987-25-0110 HP 参照ブログ  
 
コケに後ろ髪をひかれながらも先を急ぎます。飫肥は若干内陸なので、まずは一気に海岸沿いまで出ます。その後はただひたすら海岸沿いの道を快走。途中、サンメッセ日南(モアイがある)へ向かう車の大渋滞を反対車線で横目にみながらひたすら北上。そして今旅行最後の目的地「青島」に到着。飫肥で思わぬ時間をとってしまった為、青島観光は時間僅か30分程度...砂浜を大人4人が早足で黙々と歩く...。
最高に天気が良かった青島ビーチ
奈良県では絶対に有り得ない雰囲気の青島神社。やはりなんだかPOPさ否めない。
期間限定で「AOSHIMA BEACH PARK」というイベントが。やはり宮崎のしゃれた文化はサーファーが創るのか!?

以上、総走行距離1,000Km以上の異常な九州観光終了...。
ちなみに、母妹を宮崎空港で見送った後、家路は1時間半かけてかえります...トホホな遠さよ...。

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