2015/10/04

またも椎葉へ、最深部に迫る

また行ってきました、椎葉に。今回はさらに奥地、大河内という集落へ。自宅から片道2時間半の旅、いやーーこれは日帰りで行くもんじゃない。今回も付き添いで向かいましたが運転してるだけでも非常に疲れる。何せ道が狭くて山道のため離合もしにくく(って離合するような対向車もないですが...)、人っ子一人いない場所も多い。寂しさを噛みしめながらの運転、やはり人間一人では生きていけませんね。

椎葉へ向かう途中、道沿いに猪が何頭か檻で飼われてました。何やら飼い主の主張のような長文が掲げてありますが、こんな間近で野生の猪を見たのは初めてだと思う。猪年生まれなんで勝手な親近感を持ってますが、思った以上に鼻息の荒さ、そして何より「突進したるでっ!!!!」という勢いに正直圧倒されました...。野で生きるってやっぱりひとも動物もたくましくなる。動物園の動物たちとは威圧感が何倍も違いました。
鳴き声は「ふんっ!!!!」て感じ。
「まじスか」の掛け合いがおもろい看板 笑

山道の途中、日本製紙の社有林を抜けました。懐かしい紙業界。さらにしばらく進むと象形文字のような、はたまた暗号のようななんだか怖いフォントの看板が。どうやら九州大学が管理してる森のようです。山奥に、急にこんな看板でてきたらびっくりする。宗教かとおもった。

しかし、改めてかなり山深い場所のため非常に寒い!! Tシャツでは風邪ひきそう。しかし植物にとっては良い場所らしいです。自生するコケやキノコがかわいい。風も良く通り、日当たりも良いので心地よさそう。
メロディーの毛布ならぬコケの毛布にくるまるキノコ。

ちょいちょい集落はあるけど人に出くわすことはほとんどない。一体どんな日常生活を送ってるんやろ...お得意の「ここで生まれてたら...」と思いを巡らす。
寄り合い場の横にあった酒の空き瓶。凄まじい量におののく...。

物置としてでも使ってそうな廃車。支える石のバランスがナイス!

もはや自販機すら探すことが困難な大河内エリア...。一歩間違えばリアルに遭難しそうな場所。とにかく防災グッズじゃないですが、椎葉の最深部は「いつでもどこでも買えると思うな日用品(食料含む)」です。Amazonに慣れてる都会っこは無理やなぁ...笑
そんな場所だと知ってか知らずか、妻がおにぎりを持参してたのでキャンプ場内の芝生をお借りしてシートを広げ食べる。聞こえるのは虫の音、川のせせらぎ、そして鳥の声。あまりの静けさに思考停止して1時間ほどそのままぐでーと寝る。キャンプ場

その後目的を果たし、2時間半の家路へつく。空っぽの体に疲労だけが溜まってるような状態で帰宅しました...
途中見た「荒河内滝」

0 件のコメント:

コメントを投稿