2017/12/04

てげ古物 -archive12-

骨董は基本的に「小さいモノ」を好んでよく購入します。勿論大きい方が良いモノもありますが何となく常に気分は「繊細なモノ」に向かっている。技術の細かいものやギュッと凝縮された感じが好き。骨董だけでなく実は結構なんでもそうなのかも、と頑なに機種変更しないiphoneSEを見てそう感じてます。

「60年ほど前のフランス製小瓶」
東京は青山サンドリースにて購入。「ここの一帯はどうでもいいもの」群の中から引っ張り出しました。正直、めちゃ高いかなと思ってたけどそこまでではなく、何とか東京出張の記念として持って帰ることができました。アンティーク品ではなく、勿論ローマングラスでもありませんが、限りなくその時代のモノと同じ匂いを感じる再現性。作家はたぶん、悠久へ思いを馳せながらガラスと格闘したことでしょう。残念ながら、やはり古さには決定的に負けますがいい品を購入できました。
物凄く薄いガラス、蓋もきっちり残っていて良い感じ。持つとかなり繊細で割れそうなほど。

「ルーマニアのpecetare」
妻のルーマニア土産。もちろん現行品ですが、なかなか味があって良いです。色は元々の色ではなく着色。塗料というかはオイル?のような感じ。宗教的な雰囲気を感じますが、用途などは不明。但しいずれにしても宗教?墓地?などで使用されていた!?珍しい一品かも、情報少なすぎ。画像検索ではいくつかでてきました。
何か身に着けておくようなものなのだろうか...

「(誰かの)OLDマッチスクラップブック」
南阿蘇のナイスな古道具屋「etu」で購入。こういうスクラップものはよく骨董市でも見かけるが、これはマッチの数こそそこまで多くないものの、一つ一つがかなりの精度だったので思わず手に取った。そんなに安くはなかったけど「これも出会い」ということで財布のひもを緩めた。この日は他にも古布を買ったりとなかなかの出会いがあった日、こういう日は貴重やな。
3連チャンで日本画、一体なんのマッチかは不明。
新潟コーナー。他にも鎌倉コーナーもあったらかきっと持ち主は新潟出身の上京者に違いない。しかし、昔からこういうコレクター(スクラップブッキング)というセンスの持ち主はいたわけで、それが巡り巡って平成29年の今、自分の手中にあるかと思うとセンス数珠繋ぎみたいで全くおもしろい。ちなみに「長岡博」とは昭和25年(1950年)に開催された長岡の第二次世界大戦からの復興を示すために開催された催しだったらしい。終戦5年後のマッチ。

※古物よもやまばなし
今年5月に東京へ出張で向かった際、swimsuits departmentで見た幾何学模様の布が忘れられず、先日出張の際に「残ってたら買おう」と思って向かったものの見事に売り切れてました。世間でもTVの影響で少し露出してるようですが、気になってます。ペルーのシピーポ(シピボ)族によるフリーハンドで織り成す幾何学模様。
一説では麻薬(的なもの)を吸った際に見る幻覚だとか...。さずが南米。

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