2017/12/03

土曜日、雨の東京へ。

東京へ、出張で。

いつもは結構ゆっくり行くんですが今回はとんぼ返り。特に理由はなく「今は東京じゃない」って感じなので。金曜日の夜、会社で簡単な飲み会を経たのちの土曜日、あんまりお店のチョイスを考えたくなかった&小雨だったのでいつもの喫茶店「さぼうる」へコーヒーを飲みに。相変わらず雰囲気抜群の薄暗い店内に、女優志望か!?と思うほどこれまた雰囲気抜群の若い女性店員がコーヒーを運んでくる。今日の予定をしばし考える。
色々考えたものの「やっぱり青山か」となり地下鉄へ向かう。次、地上へ上がると雨は上がっていた。既に時刻は昼12時頃だったのでまずは昼食、気になっていたJ-COOKという西洋食屋さん(洋食屋、というかは西洋食屋って感じのお店)でランチ。
J-COOK 
東京都渋谷区神宮前3-36-26
木漏れ日降り注ぐナイスな店内。
雰囲気的にはビールもいただきたかったがぐっと我慢してお店を後に。「swimsuit-department」「グランピエ」「ワタリウム美術館」を巡ってから原宿まで歩き「PAPIER LABO.(パピエラボ)」「Playmountain」を冷やかす。パピエラボである什器に目が留まり、聞いてみると「青山にあるサンドリースというおもしろい骨董品屋で買ったよ」と教えてもらったのですぐさま向かうことに。
途中、気になった「リカリスイ」 
「うなぎの寝床」ならぬ「アリの巣」的、東京 
ハイソな貴婦人たちと乗り合わせたバスを降り、徒歩10分ほどで到着した現代作家のギャラリー兼骨董店でもあるそのお店は、私が人生で今まで見てきたありとあらゆるお店の中でも奈良のMARUMARUに次ぐドンピシャのセンス、品揃えでした。さすが東京...なのか。基本的には西洋の発掘品や紀元前のモノを扱ってるような感じでしたが、そのセレクトセンスは女性店主による一本筋の通った妥協を許さないものを感じました。「乾いたものが好き」という言葉に裏付けされたモノたち、そこにはある一人のフィルターを通して世界から集められた素敵なモノ達が整然と並べられてました。今度から「乾いたものが好き」って真似してみよう...笑
サンドリーズ(Sundries)
東京都港区南青山4-10-15 03-5411-0799
東京に行く楽しみが見つかった。
アンティークではないものの、60年ほど前にアンティーク品を模倣して作れられたフランス製の小壺を購入。値段も良心的でいろんな意味で共鳴、共感できるお店。これは本当に貴重な出会い。「古布はないですか?」と聞いたら「古布だったらこのお店がいいわ」と教えたもらったのが青山骨董通りにある「古民藝もりた」というお店。そう、「餅は餅屋」ならぬ「古布は古布屋」である。都会は細分化が進んでいて骨董業界としても裾野が広いのだ。
古民藝もりた 
〒1070062 港区南青山5-12-2
インドネシアの赤い布が気に入った
「もりた」の店主もまたもや女性ですごく感じが良かった。男性の骨董品屋は気難しい印象だが女性の場合は違うのかもしれない。勝手なイメージだが男性がやってる骨董品屋に入店すると基本的に相手にされないことが多い。理由は不明だが「お前みたいな若いもんにわかるんか」とか「金持ってへん奴には売らんぞ」とか「この壺は李朝のもんで云々」とか概ね理由はそんなとこだろう。「うんちく系」を盾にしてる人が多いからかもしれない。そこに「自分の価値観」はないのかも、だれかの請け売り。でも女性の場合はもっと感受性のところで「好き・嫌い」で決めてることが多いのかもしれない。だからいわゆる「(男性店主の)骨董品屋」というのは同じ品ぞろえばかりで面白みに欠ける点が多いのかも、もっと自分の色を出してみたら良いのに、怖がらずに。
オアシスの暴れん坊、リアムの「プリティ・グリーン」
ほか、青山の「FOUND MUJI」なんかを冷やかしてタイムアップ。いやー歩いた歩いた。羽田空港でお土産も購入して飛行機へ乗り込む。空港まで妻が迎えに来てくれてたのでピックアップされてニシタチにておいしい宮崎のうどんを食べて帰りました。なかなか充実した出張。
ニシタチにて、顔のかわいい猫
提灯が増えてる
釜揚げうどん 戸隠 本店 (とがくし) 
宮崎県宮崎市中央通7-10
「宮崎に釜揚げうどんあり」って程、釜揚げ多し
初めて食べましたが、正直うまい。ポン酢風のつゆが抜群!
いよいよ九州での暮らしが落ち着いてきた。

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