2017/06/11

天草、そして長崎へ② ~power of 民俗学~

外周で島の半分を過ぎたあたりに「イルカが見えます、民俗資料館こっち→」の文字。イルカが見れる&民俗の文字に惹かれ車を走らせる。坂道をぐんぐん登り、てっぺんにその資料館はぽつんとあった。車が1台停まってたがどうやら館員の車っぽい。島の一番高い場所らしく、その眺望は素晴らしい、そして遠くに長崎が見える。併設されている神社?の桜吹雪が雰囲気を醸し出していて期待できそうだ!
無料、とのことで入館。男性館員が一人で切り盛りしているみたいでいろいろ説明を受ける。
五和歴史民俗資料館 
天草市五和町二江384
素晴らしい眺望。風がとにかく気持ちE。
「何コレ!?」なブツが気になるサイン
骨も好きです。
と、ここで「イルカ見えます」の答え合わせ。何となんと高台からの眺望を活かし、望遠鏡でウォッチングするというもの。しかもしかも、その望遠鏡がテレビモニターと接続されており大画面で見れる優れもの。これは館長の心意気を感じる...。恐らく大金をはたいたであろう船でのウォッチング客も、まさかこんな高台から望遠鏡で覗かれているとは到底思わないだろう...。ひとしきりイルカとイルカと戯れる人々を見て楽しむ。
民俗資料館は「イルカが見れる」というキャッチーさに加え、なかなか本格的な展示物も楽しめる。縄文時代から現世まで人々の生活をわかりやすく、また誠実に展示している。通詞島の対岸にある「沖の原遺跡」は縄文時代から続く遺物が発掘された場所らしく、九州で初めて製塩土器が見つかった場所でもあるみたい。そう、入り口のサインにへばりついてた変なもの(失礼)は復元された製塩土器なのでした!
うわさの製塩土器、下から火がゆらゆらと。。
食物をさがす「ほんだくん」
人の暮らし。
ほんとはもっとゆっくり見たかったけどフェリーの時間もあり、ここでおいとまします。後ろ髪ひかれまくり。途中、島内で道に迷ったりしながら猫を見たり島民の子供に癒されたり、はたまた塩アイスに舌鼓を打ったりと、わずかな時間ながら満喫した通詞島。移住先候補やな。

また猫、ほんで逃げない。
塩アイス食べたところ。その名も「自然食品研究会」、おじさんがやってた。
通詞島は塩が有名。こうやって塩を抽出。
島を出た後は長崎への定期船が出てる鬼池港へまっしぐら!「フェリーに乗れんかったらえらいこっちゃ!」と車を飛ばします。ものの10分ほどで到着し、無事乗船切符を購入。長崎へは30分ほどの航路。途中、運が良かったらイルカが見えるとのことだったので血眼になって探しましたが残念ながら出会えず...。
やはり長崎に近いからか、陶器感。鬼池港にて
やっぱり長崎に近いから!?な陶器製の女子トイレのサイン
そして男子トイレのサイン。何となく自分に似ている...髪が...
立派なフェリー
イルカを望む、虚しい夕暮れ。
長崎上陸後は、まず雲仙へ!

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