2017/10/15

関西からの客人①-田楽の里・阿蘇山-

8月中旬。「9月の連休にそっち(延岡)行こうと思てんねやけど都合どう?できれば阿蘇観光したいから熊本まで迎えに来てほしいんやけど」と一通のLINE。えらい急やな、とは思いながらも身内からの連絡だったのでしぶしぶOKし、その日を迎えることになりました。
客人は3名、皆「有給休暇を9月末までに取得せんとあかんかったから」という極めて自分本位な理由で血尿が出る程忙しい9月は期末の連休に来延されました。

土曜日、朝6時に起きて身支度。8時には出ないと間に合わない。定刻に出発して片道100Kmの移動、阿蘇くまもと空港へ到着したのは10時過ぎ。道中、復旧したての阿蘇大橋付近があまりに衝撃的な景観で運転そっちのけで見入ってしまった。土砂崩れの高さ、幅に恐れを感じ、またそこに新たな橋を架けた人間の執念を感じた。

空港に降り立つや否や客人は「遠かった」「早起きした」などと述べたが私はもう何も言わなかった。まずは「インスタ映えするから」という理由で選択された昼食場所へ車を走らせる。ペースがどうも変で酔いそうだ。
阿蘇高森田楽の里 
阿蘇郡高森町大字高森2685-2 0967-62-1899
茅葺の立派な佇まい
美味しく素朴な田舎料理を食べる
いろりを囲み、肉とかこんにゃくとかを食べる。食べ終わるころ、外には長蛇の列ができるほど混み合っており客人たちは「えらい並んではる、タイミングよかったなぁ」としきりに呟き大いに喜んでおられた。感嘆するところが変だが一先ず良かった。
その後、通行止めなど紆余曲折ののち、阿蘇山の火口近くまで向かう。が、残念ながらロープウェーも運行されておらず火口間近まで行くことはできなかった。
地震の余波
火口に行けない代わりにプロジェクションマッピング。500円也。
プロジェクションマッピングは涙が出る程しょっぱいものだった。一同、無言で退場。土産物もいろいろ見たが、残念ながら琴線に触れるものはなかった。
唯一、味のある看板
草千里
急に曇天
次に、阿蘇神社周辺へ向かう。どうやら「ビアカップが欲しい」らしい。神社周辺はセンスの良い雑貨屋もたくさんあるので期待大。阿蘇神社は震災で楼門が全壊したため修復中、参拝だけした。
ナイスセンスの北風商店
顔出されていました。
他にもetu(エツ)とか寄ったけどどれもハイセンス過ぎて遥か彼方後方に居た客人たち。「ええもんないな」とか「こういう店は高いな、〇〇やったらこれ半額やで」とかぶつぶつ言ってた。挙句「もう観光とか良いから雑貨屋行こう!私らはそっちの方が良い」とまで言う始末。既に私の羅針盤は制御不能であった。ちなみに私はetuで古マッチコレクターのファイルと古布を購入できて満足。

阿蘇観光も終え、さぁ帰ろう!ってことで家路に2時間かかる旨を伝えたとき「そんなにかかるんかいな!後ろで寝とかせてもらうわ。」と言われて血尿が噴き出た気がする。

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