2016/01/10

てげ旅 -さようなら延岡・あけまして奈良③-

帰省3日目は昼から動きます。世界の警察(古い)アメリカから一時帰国している地元の友人と、最近はもっぱら海外出張ばかりの友人、男3人で奈良をぶらぶら。思えばこの3人で昔はフジロックに行ってたなぁ、なんて懐かしく思い出す...。
昼食はその昔、大学生の時に夜な夜な車を走らせては食べに行ってた新大宮の立ち食い屋。正月前にもかかわらずあまり混んでいない道。すいすいとあっという間に到着。ここで頼むのはいつも「カツ丼」、というか「カツ丼」しか注文したことない気がする...。24時間営業のその店は学生からサラリーマン、出勤前後の夜の蝶までありとあらゆる人を受け入れる。一時期、凄まじく態度の横柄な店員(男)が居た時でも我慢して通ってたぐらい味がおいしく雰囲気が良いのだ。(しかし、その横柄な店員は今思い出しただけでもイラッとする人相だったなぁ...)
いつも通り「カツ丼」を注文し、生ビールを胃に流し込む。昼間っから実に幸先がいいスタート。相変わらずおいしい...。特徴はプレーンなカツ丼(卵なし)に、醤油ベースの出汁と白髪ネギ、温泉卵をぶっかけて食べるところ。旨すぎる...延岡に欲しい...。
誰や!奈良にうまいもんはないって言った奴は!!正直、「奈良にこの店アリ」レベル。
「名物・温玉カツ丼」とヱビスの生。
その後、「静かな寺に行きたい」と意見が一致し、浄瑠璃寺秋篠寺で迷った挙句、秋篠寺をチョイス。行ったことなかったからわくわくと心躍らせ向かう。話は変わるが奈良には競輪場がある。あまり知られてはいないが住宅街のど真ん中になぜかある。その付近の道路は車の離合が困難なぐらいの道幅しかなく、さらには路線バスも通るためもうひっちゃかめっちゃか。運転に自信のない人は避けた方が良いと思われるほどの道なのだ。そんな住宅街に競輪場はある。「太ももーーーっ」とか言ってる前に道を何とかしてほしい。そんなこんなで競輪場の横にある秋篠寺へ到着。友人曰く、「なまめかしい(違う表現だったか?)伎芸天がある」とのことだったのでいざ境内へ。残念ながら撮影NGだったのでこの目に確と焼き付けました。確かに、何とも言えない体の曲線美、滑らかなその像は他のそれとは一線を画している佇まい。思わずポスターを買いそうになりました。(友人はポスター持ってるらしい)
秋篠って良い名前
苔むす庭
延岡では到底味わえない刹那を寺で感じ、忘れていた「仏像がある生活」を少しだけですが感じれました。延岡では仏像を感じることはほとんど皆無なので、「やっぱり(仏像が近くにある)奈良ええなぇ」と仏像を見て、寺に行って思います。
その後、「自分のジャケットを見に行きたい」という我儘に友人が付き合ってくれ、近鉄奈良駅付近の服屋などを回る。なぜか外国人観光客がわんさかいて、少しだけ賑わってました。
興福寺(先日、ブラタモリでやってた)
未だに木刀とか売ってるいやげもんエリア。木刀、名前入りキーホルダー、パチもんのTシャツ(adidas→ajides(アジです))等、www.の時代に修学旅行生はこんなん買うんかな...。
店名の由来やいかに...。パチもんのリスク?笑
興福寺五重塔と猿沢池(亀の甲羅干しが気持ち悪い)
いつの頃からか50円値上がりした鹿せんべい。参加したことないが、こんな大会もあり、関西のローカルニュースではいつも取り上げられてる。
奈良をたんまり満喫し、一路実家へ。近所のスーパーで買い物を済まし、地元メンバーで鍋をつつく。思えば小学校から年末年始は同じメンバーで遊んでる。正月は同じように部屋で桃鉄とかしながら年を越し、近所の神社に行ってから堤防で初日の出を見たりしてた。その昔、比較的近所に蕎麦屋があって(今はローソンになってる)、その店にチャリで行ったけど閉まってて暖をとるため自販機でコーンポタージュなんて飲んだりしながら堤防で日の出を待ったり、二上山に登ったり、近所の寺でぜんざいを食べたり、これまた近所の寺で初甘酒を飲むも不味すぎてこっそり捨てたりと、今更ながら思い出す。次第に行動範囲が広くなり、お酒が飲めるようになり、いつぞやは車中泊を繰り返し全国縦断するのにハマったりもしたなぁ...。
懐かしいお正月の感じ。
悪ノリで、泥酔状態のまま深夜1時ぐらいに地元の友人2人に電話をした。一人は「家族と就寝中」、もう一人は「難波でひっかけた女の子と飲んでる」とのこと。いやはや、人生は本当にどうなるかわからないものである。

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