2015/06/26

延岡で考える、フジロックの雨について

延岡、今日も雨。こんな日は音楽を聴きながら家路につく。仕事終わりの雨の中、徒歩で20分、橋を2本越えて家に着くまで音楽でも聞いていないと途中でめげそうだから。なんだか体の中がカビてそうで体ごと乾燥機にでも入りたい気分。

そういえば、フジロックでも雨が降ってきたら気が滅入る。体が濡れると寒いし気持ち悪いしいいことなし。レインコートだけじゃなくザックにもカバーをして長靴を履く。勿論傘なんて会場ではさせないし、雨をしのげる場所も極めて少ない。地面は濡れ、人が歩くことで砂が泥に変わる。想像してみてほしい、簡易トイレ近くなんてもうサイテーって感じなのです。さっきまで飲み干してたと思ってたハイネケンの紙カップはいつの間にか雨9、ビール1ぐらいの割合で復活し、手にずしりとのしかかる。カレーライスがスープカレーになり、濃い味のラーメンが薄い味のラーメンへと見事に変わる。ごみ袋を頭からかぶった欧米人とすれ違い「体、丈夫でええな」と思い、テントに一回戻るともう出れなくなる。雨の影響力は凄まじい。

でも、2014年FUJI ROCKのWHITE STAGEで聞いたÁSGEIRのライブは見事に雨と調和してた。アクト当初に降り続いていた雨は次第に止み、後半には見事な夕日を会場に届けてくれた。雨上り、レインコートのフードを脱いだ時の鮮明な声、ほほにあたる心地よい夕方の風。「あぁ、来た甲斐あった(40,000円払った甲斐あった)」と思った瞬間。概ね毎年そんな感じ。一つでも、一瞬でも心に触れる良いときがあればそれでOK。

あめののべおか。街もマンションも、パンツもぐっしょりです。
 
 橋の上は風が強い。だからズボンのすそがぐっしょり濡れる


話題に出したから。2014年のFUJIROCK。いやー、最高でサイテーですわ。

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