2016/06/12

てげ古物 -archive9(大江戸骨董市ver.)-

大江戸骨董市は「さすが」と「やっぱり」が入り混じった複雑な心境。「さすが」の方はもちろん首都東京での骨董市だけあってレベルが高い!ってところ。「やっぱり」の方はもはやosr(オサレ)の巣窟と化しており顧客にそそそーっと寄り添ってくる媚びた品たちも少なからずあったこと。いずれにしても気になった店は2店舗。1つは(たぶん)サラリーマン(理系っぽい)のご主人とガッツある奥様のご夫婦店。このお店は黄色い古びた布の上に商品を綺麗に並べ、他のどのお店よりもまず目に飛び込んできた。もはや「藍」ではなく「黄色(古びてるのが条件)」だな、これからは。商品はたぶん全部ヨーロッパか、一部日本の昭和初期ぐらいのもので構成されていて、もはや物を入れたら落ちるやろうってぐらい穴の開いた袋や、義足?風の何やら等とにかく気になるもの多し!オレンジの羊毛紙?を購入。
そしてもう一つは白いオールスターハイカットに軍ものの薄手カーキ色のコート、白いシャツというおばあさんのお店。体育座りをさせたら日本一じゃない?ってぐらい体育座りが似合う人 笑 商品の並べ方は先ほどのお店同様、白やきなり系の布に綺麗に整理された商品が陳列されている。こちらはがっつりヨーロッパ、東欧、中東あたりの商品ばかりでボロボロのスザニ(こんなのあんまり見たことない。)やキリムなどがある。何かにつかえるかも?とボロボロのキリムを購入。というか、キリムとかスザニとかって日本で売ってるやつ高すぎ&きれいすぎる!もっとぼろぼろでいいから古くて安いものを欲してます。
と、いうことでとてもいい買い物できました。

「穴開きキリム」
柄は特段気に入ったわけではないですが、そのボロさが気に入りました。キリムって結構綺麗につかってるとこ多いけど本当はもっと乱雑に扱えるもん?だと思ってます。がしがし使ってボロボロになったキリムはカッコいいと思う。

「KAI NO IROIRO ハンカチ」
これはまた別のお店でですが、一目ぼれして即決しました。値段も見ずに買う気でしたが缶ジュースぐらいだったのでその安さに衝撃を受けました。「こ、こんなにかわいいのに...笑」 ローマ字の感じや貝の色目などなど、すべてがツボです。会社にもっていこかな...。

「オレンジ色の羊毛紙」
物を選ぶ際、大事にしている「色目」。この商品は一目で「買いたい!!」と思った色でした。少しくすんだオレンジ色で、茶色とも橙とも何とも言えない時代の風化を感じる色。日本製らしいですがこの色目は海外を感じます。具体的な用途はまだないですが、何かを撮影する時の下に敷いたらいい感じやろうな、とおもてます。


思えば布しか買ってない...

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