2016/06/11

トーキョーキャンプ -大江戸骨董市・青山・六本木辺り-

東京で宿泊する際、まず頭を悩ませるのはその宿泊代の高さだと思う。既に大阪も同じようなことが続いてるらしいけど観光客(爆買?)増加に伴うホテル価格の高騰、そしてその予約の取れなさはもはや異常。仕事出張から延泊した場合もちろん宿泊代は自腹、できるだけ安く泊まって浮いた分は骨董に捧げたい...というのが本音。ということで見つけてしまいました激安宿泊先、その名も「ジャポニカロッジ」!しかもただ単に安宿を提供するだけでなくしっかりとした基本コンセプト(日本文化を紹介、国内メーカーのキャンプ道具体験など)もあります。WEBで予約したものの、全くもってどんなところかわからないので当日まで不安いっぱい、わかってるのは「室内でテント泊」ってことぐらい...。
一旦18時ぐらいにチェックインだけ済ました際は外国人カップルがちらほらとリビングでくつろいでたけど深夜12時ぐらいに帰ってきたときは既に室内はシーーーンとしていて皆さんご就寝の様子。いそいそと指定の一人用テントに潜り込み、寝間着に着替えたり充電したりして風呂に入ろうかと思ったけど風呂場がなんとテントのすぐ横ではないか!これでは既に寝てる人に気を使って入りにくい...泣 「風呂は明日の朝にしよう」と諦めておとなしく寝ることにしました。しかしとにかく一人用テントが10個ほど密集しているので何だか気は散る(寝息とかいびきとか)。後で知ったけど横のテントには大学生ぐらいの女の子が一人で宿泊してた、さすがに「もうちょいええとこ泊まれや...」と自分を差し置いて思ってしまった。ご家族泣くで...
価格がとにかく破格なので、それ以上なにも求めることはありません!って人にはお勧めです。店の人もすごくいい感じで店内清潔感もあって2500円で泊まれて...何も言うことないじゃあないか。
Japonica Lodge (ジャポニカロッジ)
〒 111-0033  東京都台東区花川戸1-3-3
Tel:  (03) 6802-7495  HP
「和束」って響きが懐かしい...。昔奈良テレビでCM流れてたなー
店内。奥に見えるのがキャンプ場です笑
2段ベッド風。2段目の人はテントすらない方もいます。私の宿泊先は手前右の緑テント!
そして私の寝床。
キャンプ場を後にし、延泊した最大の目的「大江戸骨董市in代々木公園」へ!朝ごはんも食べずに黙々と地下鉄に乗り、黙々と渋谷駅から歩きます。伊勢志摩サミットが翌週に控えていたこともあり、警官たちが物々しい雰囲気で皆いきり立ってました(と、いうぐらいの形相だった)。蟻が列を乱しても気付くぜ!ってぐらい目を光らせてて世界の不安定さを見た気がします。
大江戸骨董市は都内何か所かで開催していて今週は「代々木公園ケヤキ並木通り」でだったらしい。店舗数は100を超えてたかな?四天王寺みたいなへんてこりんなもん売ってるおっさんは皆無、また素人の人も少なかったかも?皆どっかで店やってます!って感じの見せ方してた。ぐるりと見たけど正直、OSR(オサレ)の巣窟と化してて気になった店は100店舗中2つ。2店舗ともヨーロッパのアンティークを売ってて独特な商品チョイスと物のくたびれ感が気に入りました。購入したものはこの後のてげ古物でどーーんと紹介します。
ブームきとんなー
その後、東京のグランピエに行ってみようと青山方面へ向かう。行ければSwimsuit Departmentも(結局行けなかった)。途中、もはや東京に来た際は毎回行ってるpostalcoへ立ち寄る。安定感抜群。東京のグランピエはすっきりとした大きな道路に面していて京都のお店とは雰囲気がまた違った。中庭のある古くていい感じのビルに入居していて木漏れ日がとても心地よい。インドの経典と同じ生地をカバーにあしらったノート購入。絶対手漉きじゃないのに若い女性店員が「これはインドの手漉き紙を使ってるんですよー、これが気に入って買い付けてきました!」って言っててなんぼか紙の話したろかと思いましたが止めました。別に手漉きでもなんでも琴線に触れたってことにありがとう。
またもや時間がなくなってきて昼食はファミリーマートのイートインで土木作業員とともにおにぎりを頬張り、てくてく歩きます。途中、変わった外観のビルを発見し入店。「on sundays」というそのお店はふるーーいポストカードの在庫数がすごくて文具の充実も凄まじい、TOKYOを感じました。何枚かビンテージのポストカード購入。久しぶりにフリーペーパーの「vice」もとりました。
安定のpostalco。ポストカードなど購入。
「on sundays/ワタリウム美術館」、ビルがおもろい。
グランピエ青山、とはいえ良いお店。
東京を歩いてると刺激が多くて驚く。もちろん人工的な刺激ではあるけどビルの形やせまーーい隙間に工夫して置かれた植木、すれ違う人たちもどこか違って見える気がする。外からの影響を受けやすい人は、ある意味凄まじい東京の恩恵を享受することになるだろうなと思う。特に感じたのはグラフィティの多さ。これは単に「良い!」とは言えないけど(治安的に??)やっぱり好きやなー、と思う。特に普段なかなかお目にかかれない海外アーティストの作品が街中にあるのが素晴らしい!やっぱrelaxの影響大きいなー
Barry McGeeのん①(たぶん)
Barry McGeeのん②(た、たぶん...)
relaxの影響でグラフィティが好きになって、ほんでスケボーも(結局オーリーすらできんかったけど)やって、身の回りの物にいろいろ描いたりしてってなんか楽しかったなー。さすがにスーツには絵は描けへんけどこっそり自分だけのルーズ(ここでは「自由と反逆」と意味づける)なところは持ってたい。いつもいつまでも。
必見必聴!「Beautiful losers」
目の保養は止まりません。次はタイル攻勢を受ける私。こんな調子じゃ1Km進むのに何時間かかるんやって感じ。刺激に次ぐ刺激。麻痺状態。
ランタンタイル。よく目にしますがやっぱり良い...。
これぐらいやったら延岡にもあるかも...笑
潰れてる(たぶん)お店ですら美しい。
青山からバスに乗り、その後歩いて美術館へ。「新国立美術館」と「21_21」へ。この2つは東京に来たら結構な確率で来てる場所。そういえば宮崎は美術館不足も深刻...というかプリミチブはあるけど美術館は少ない。どげんかしてーー。
人、めっさ多い
人、めっさ多い...②
そうこうしてる間に時間が来てしまいました。後ろ髪ひかれながら羽田空港へ向かいます。お土産と私的なものでパンパンになったリュックは充実の証..笑 宮崎空港駅での夕焼けが寂しくもあり、またホームに帰ってきたという安ど感もあり複雑な心境。とはいえまだここから延岡までは1時間半要します。駅弁買って、ビール飲んで、靴も靴下も脱いでリラックスできるのは良いですがそれでもかかり過ぎ...。もはや異次元の遠さ。
夕焼けこやけ
焼きサバ寿司。これ、大好物です。
結論、たまに行く東京は良い。

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