2016/06/05

ふぇすぅ参戦 -circle’16 ②-

夕暮れ前に会場を後にした我々は、また普通の住宅街を普通に歩いて帰ります。いや、この普通さはフェスから日常への切り替えにはいいかも。「あぁ、終わったんやなぁ」とさみしい気持ちになりながら遠くで聞こえる剣さんの声(クレイジーケンバンド)に耳を傾けます。船乗り場の「西戸崎」という場所は雰囲気は大阪で言う南港みたいな感じ。でも土地の形状的には埋め立てではなさそう、平べったい土地に大きな団地的マンション(大友克洋の「童夢」的)、グランドだってあります、乗馬クラブだってあります(しかも船着き場目の前に!)。船を待ってる間にもうすっかり日も暮れてしまって寂しさ&寒さ倍増。近辺を散歩して気を紛らわせます。てくてくと。
フェス会場の公園出口にて。所謂フォトジェニック的な?
ピラミッド的マンション全景
ほら、さみし~いでしょ?
剣さん、ここにオーディエンスが一人いますよ...
船着き場の斬新な植木鉢活用法。効果如何に!
帰りのフェリーは船内でまったり。疲れも出てくるころで博多の夜景をみながら黄昏ます。博多に到着し、いよいよ今日の宿問題と向き合うことに...。本当はフェリー乗り場横のスーパー銭湯でお風呂に入り、近所でお酒飲んで車中泊!と思ってたけど体調面の不安がどうしても頭をよぎり急きょホテルに泊まる判断を選択しました。いくつか候補をあたって無事当日宿泊できるところを見つけてチェックイン。疲れもピークでしたが徒歩で繁華街の天神まで行き、博多ラーメンで晩御飯を済ませてホテルにとんぼ返り。お陰で体調を崩すことなく翌日を迎えれました、ナイス判断、俺!

以前行っておいしかったやまちゃんに行くも行列中。少し待つものの一向に空いていかず「別にここじゃなくてもいいか」と近所の満麺屋に。もちろん初めて入りましたが居酒屋使いもできそうな良いお店でした。明らかに中学生ちゃう!?って女の子が接客してて驚きましたが接客も良く、とても満足しました。この店、チェーン店っぽい外観ですがおいしい。
満麺屋 天神
福岡県福岡市中央区舞鶴1-6-28  WEB
そうこうして無事朝を迎え、チェックアウトぎりぎり(1分前)までだらだらして体力を回復させ、少しだけ福岡を散策して遠い遠い延岡に帰ることに。何せ3時間半ですから...トホホ...
ホテルの凝った壁。最近あんま見ないけど、昔よくソフトクリームの上に乗ってたアレみたい。→

昼食は吟味に吟味を重ね「長崎阿蘭陀珈琲館」へ。博多の雑然とした街中を越えて、閑静な住宅街方面へと向かいます。坂も多くなってきて道も狭くなってきた。概ね金持ちはこういう場所に住みたがるから(芦屋とか)たぶん高級住宅街なのだろう、「福岡市南区平和」という場所は。なぜこの店を選んだかというと、まずその外観!蔦の絡まる洋館で風情がある。というか「蔦が絡まる店」、好きすぎやな。しかしこの店はそのメニューの豊富さにも心惹かれた、看板メニューのちゃんぽんを筆頭にカツカレー、エビフライなど洋食メインで何でもあるのだ、これは期待大!
蔦―――!な外観。
店内から。どっち方面かわからんけど博多一望。
ちゃんぽんにわき目もふらずカツカレーを。
食後は長崎を感じさせるマグカップで呑む「おコーヒー」
もちろんカレーもおいしかったしコーヒーも抜群でした。店内の雰囲気もとてもよく、近所に欲しい店...。おめかししてきても恥ずかしくない雰囲気でよかったです。選挙の後か、参観日の後、とにかく国とか家族の大事な行事の後はここで決まり!お父さん、蝶ネクタイでも浮きませんよ!

長崎阿蘭陀珈琲館
福岡県福岡市南区平和2-16-3
092-521-5829 WEB

ご飯の後は行きたかった店「Picnika(ピクニカ)」といつも行く店「organ(オルガン)」に向かいます。まずPicnikaへ。古いものを扱う好みのお店は多く、また比較的どの町にもあるんですがこのお店は頭に「東欧の」と付きます。日本には実は海外の古いものを扱うお店はあまりなく(ワタクシ調べ)、日本の物は比較的多い。まぁ日本なんだから勿論そうなるんだけど...海外の古いものの方が好きな私にとってはいつか行きたいと思っていたお店なのです。
住宅街の中にあるそのお店は同じビルにいくつかのこ洒落た店が入店してる以外、ほんと普通の住宅街にあります。長い階段を上り、入店。
あぁ...壁の色が良い...
出迎えてくれた東欧感満載の写真入れ
こういう店、見慣れた感あるけどやっぱいいなぁ...
やはり東欧!なだけあって全体的に割高感ありましたが良い品ぞろえでした。ハイジ的な木の匙とか、ね。しかし、やっぱり必然的にヨーロッパの物は輸入して来たら高くなるはず。でもこのお店は所謂ヨーロッパのバリバリアンティーク(フランスとかアンティークの地位凄そう)ではなく、あくまで手仕事品を扱っててコンセプトにすごく共感した。Good店!
古道具はもちろんながら、オリジナルの包装紙がかわいくて妻購入してた。

Picnika(ピクニカ)
〒815-0082 福岡市南区大楠3-7-16 こいまりビル301 
tel 092-400-0587 HP

picnikaが入店しているビルは「こいまりビル」と言い、その昔おされな不動産屋がリノベーションして生まれ変わったよう。1階にも気になるお店が二つ。文房具のセレクトショップ「plase.store ookusu」とパン屋「うーぱんベーカリー」。ともに幸せな気持ちになる品揃え、空気感で大阪住まいを思い出しました。福岡、なんかええやん。
 
PLASE.STORE 大楠店
8:00~18:00 定休:水曜日 電話:092-407-8087
文具大量購入。
 
うーぱんベーカリー
平日 11:00~18:00 土日祝 11:00~16:00 休日:水曜日
電話:092-525-3358

手拭衝動買い、とパン購入
もはやパン以上にパン!な木材。
その後organに行き、すごくいい物との出会いがありました。購入しましたが暫くは箱の中に入っててもらいます。遠い遠いハワイに想いを馳せる出会い。相変わらず、ほんとに良いお店。organ

帰りは力尽きて妻と運転交代し、助手席でお暇を頂戴しました。youtube祭りで「岡崎体育」「コレサワ」を聞きまくって帰宅。福岡、大分は雨降ってなかったのに見事延岡は雨ってました。雨の申し町「延岡」。
別府辺り。川内倫子の写真、《あめつち》を思い出す。あれは山焼きやけど。 

やはり福岡まで足を延ばすととても楽しい。「都会まで足を延ばす町、延岡」

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