2016/06/22

てげ場所をゆく -TAGIRI HOTEL(宮崎県・串間市市木)-

宮崎市から車で1時間半南下すると、懐かしいような新鮮なような不思議な場所に辿り着きました。その名は「TAGIRI HOTEL(タギリホテル)」。既に宮崎ではTVで紹介されてたりブログで紹介されてたりと密かな期待とドキドキを県民に与えていた場所なんですが、先日の「BRUTUS」で紹介されたのをきっかけに一気に全国区になったと思っています(勝手にですが)。
たまたま妻の妹が初めて宮崎へ遊びに来てくれた関係もあり、少し足を延ばして行ってきました。それも大雨の中...笑
場所は宮崎県串間市市木。芋を洗うサルが生息する場所で有名な幸島(こうじま)の目の前にあります。この幸島、何を隠そう私の愛読漫画であった吉田戦車の「ぷりぷり県」という素晴らしくくだらない漫画で描かれていたので前知識はそこそこあります。ちなみに一部抜粋すると

「こうじま……幸島!そ、それだ!猿が洗った芋!海水の味と生さつま芋の甘さ、歯ごたえ……お金がなくておなかがすいて、父と島に渡って猿と闘って盗んだ……あの生芋だわ!!(人気演歌歌手 ハデ美)」

ってな感じ。
宮崎市からは日南海岸線をひたすら南下。昨年行った懐かしい油津も越え、しばらくすると道も険しくなり、また岸壁にそびえる山々も険しく、霧を帯びてきます。同時に美しいブルーの海と白い砂浜も見え、そこにかかる鉄橋には日南線の電車(汽車か?)が1時間に(たぶん)1本ぐらいのペースで運行される。とにかくロケーションは素晴らしいんです。
そして現れるTAGIRI HOTEL、宿泊開始のグランドオープン前日に伺ったのでなんだかバタバタされていましたが雰囲気、音楽、景色、食事などなど本当にどこを切り取っても素晴らしすぎる場所でした。もう、とにかく実感しないとわからないので行ってください笑 という感じ。

TAGIRI HOTEL
889-3311 宮崎県串間市市木152 TEL 0987-77-0238 HP
 
正面より。さすが南国、お花も本州ではあまり見ないスタイル。
ホテル側から見える景色。君の心にでも続いてるんだろうか...
パスタ。自家製ソーセージがおいしすぎました。
 souvenirショップ。整然とした中にこだわりが...。

食事と散策を終え、いよいよ温泉へ。かつて「たぎり荘」だったときからこの温泉は今も現役。おそらく幸島へ来る研究者やサーファーの方たちの疲れを癒してたんだろう...今日の疲れは運転疲れぐらいだけどありがたく頂戴します。
温泉入り口はレトロな電球と看板がお出迎え。
 温泉入り口。
洞窟のような温泉。塩分たっぷりで肌つるつる笑

温泉後はしばしゆったりタイム。椅子に腰かけて冷水を頂く。ほんとに幸せな時間。そして元気が出る場所だなと実感しました。都会からすると辺鄙な場所だからこそ価値があるのかも。非日常をたっぷり吸いこんで、また明日から頑張ろう!って思える場所。少し足を延ばせば幸島散策もできるし街灯もほぼないので夜は星が良く見えそう。次回は宿泊してバーでお酒飲んでってしたい。激しく切望します。
 
サルの幸島。意外と断崖絶壁。おじさんの渡し船で3000円だとか。
勝手に島に渡るのをなのか、窃盗なのか、とにかく見ている。

串間市市木は宮崎に越してきたときから移住者の人からも口々に「良いよ!」とは聞いていたけど来てみて「確かに!」と思える場所でした。近所には陶器作家さんのお店(骨董もある)やカフェもあるので天気のいい日にふら~っと来てみよう。そして力を滾らせ帰ります。延岡へ笑

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