2016/08/29

てげ場所をゆく -夏、しいば ①(2016)-

先日の週末、久しぶりに椎葉村へ足を運びました。夏真っただ中でエアコンMAXでもなかなか涼しくならない車内で約2時間弱のドライブ。相変わらず風光明媚な美郷町を抜け、新しくなった諸塚村の中心地(Aコープがある)を越え、山深く山深く入っていくと離合できないぐらいの小さなカーブで出てくる「椎葉村」の看板。ダム湖畔の水は深い青緑、水辺に映える新緑はわさわさと風に揺れている。いつもと変わらない椎葉村がそこにはありました。
椎葉の入り口、松尾地区
建築物としてもおもしろい
この布団で寝たい...
松尾地区を散策してると橋の上から川下を見るおじさんが二人。どうやら魚を見てたみたい。「ほら、あそこに群れが」と指さす方を見ると確かに魚群。「この辺の鮎は天然でおっきいんだよ」と教えてくれた。橋を越えて松尾地区中心地へ。水遊びをする子供たちと遭遇、お盆の帰省で帰ってるようだ。おじいさんが橋上から釣ったという鮎が水槽で泳いでいる、100歳のおばあさんがカルチャーセンターで掘ったという味のあるダルマに小さな商店。何を買うでもなく店内をうろうろしてるとお母さんがアイスをくれた。妻と私、2人用にと二つに割れる「パピコ」を笑 横の家でもお母さんが軒先で水を撒いて涼んでる、目の前の岸壁にトカゲを締め上げる途中の蛇を見つけ子供たちとみる。「うわー、丸飲みしてる!!」なんて言いながら天然の格闘技終了。食うか食われるか、どっちも必死だ。
険しい顔のはずなのに、なぜか優しさを感じる。
商店で見た激渋マッチ。物欲しそうに見てたらくれた笑
元祖コンビニエンス。
締め上げられるトカゲ、締め上げる蛇。
人生2回目ぐらいのパピコ、物凄くおいしかった。
以前、妻がお世話になったという床屋にご挨拶。「まぁどうぞどうぞ」と家に上げていただき高校野球を見ながら冷たいお茶とお菓子、トマトを頂く。今年もお盆に帰省しなかったけど、なんかこれで帰省した気分...。場所は違えど田舎の夏は近いものがある。そして皆優しい。かつて松尾にもパチンコ屋があったこと、キャバレーなんかもあり、賑わっていたことを教えてもらう。「まさかこんなに寂れるとは思ってもみなかった」というお母さんの言葉が印象的だった。永遠なんてものはないんだなと...水が流れる様に、常に世の中は動いている。いつの間にか人が集まり、そしていつの間にか人は居なくなるのだ。
かつて繁栄時期の名残。
もう久しく人が住んでなさそう、でも屋根はしっかり家を守っている。
プリミチブな版画。
松尾地区を後にし、椎葉中心地へ向かう。途中、毎度の如く平家本陣に立ち寄り物色。この場所にこの施設を作った人は天才。抜群の立地にあり人々を安心させる。季節の販売所は今回「スイカ」でした。
平家本陣近くにかかる赤い立派な橋。

ダム湖。
下椎葉と国道を結ぶ手掘り感満載のトンネル。
初めて下椎葉に立ち寄り、商店を物色する。どこもかしこも帰省の方で多そうだ。さぁ昼食へ向かおう。

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