2016/03/22

のべおかーずと行く宮崎観光(1日目/高千穂)

またまた妻の友人が遠路はるばる延岡まで一人で来てくれました、今回は宮崎空港から延岡駅まで電車で。真っ黒い車体の「にちりん」から降車し、改札を抜け一言「とおっ!!」と友人。さすが陸の孤島延岡。海援隊好きではないけど「思えば遠くに来たもんだ」と嫌でも感じさせるパワーはさすが。これこそ旅の始まり、金曜日の夜。
さくっと船倉界隈や工場地帯を案内する。しかし、日頃の予習の成果(飲み歩き)か街の情報がスラスラ出てくる。改めて工都に住んでるんやなーと実感、普通こんな煙突とかないもんな。
その日は自宅で軽くお喋りし、翌日に備えて早めの就寝。
翌日はてげ早起きして一路高千穂へ。朝食に妻が出してくれた野菜の美味しさに皆感動。やはり食べ物、素材の新鮮さは抜群な宮崎。
雲行きが怪しいが、まずは高千穂峡のボート乗り場へ。さすが早朝だけあって空いてる、15分待ち。そういえば車を駐車するときおばさんがじーーーっと我々の車を見ていて「え?知り合い?」と思ってたら「奈良から来たんですか?」とおばさん。どうやら車のナンバーが「奈良」だったので気になって声を掛けてきたらしい。聞くとその人は「大和高田市」在住らしく、フェリーで今日着いたらしい。なんて偶然!!さすがに高千穂で同郷の人と会うとは思わんかった。おばさんご家族、良い宮崎旅を。
ボートに3人で乗り込みいざ出発!しかし相変わらずの操縦しにくさ...加えてボート同士の往来が困難なぐらいの狭さ&滝に打たれるかもしれない危険!いろいろ気使いすぎて笑顔がひきつる。これ、ボートの漕ぎ手はご褒美が欲しい...笑 飴とかでいいから...
とはいえ、素晴らしい景観。自然の雄大さ&岩の奇形さ。
鴨もボートについてくる。しかし残念ながらエサはないのだ。
滝に打たれることなく無事終了。ご褒美はもらえなかったが面目は保ったので良しとしよう。その後、車を少し走らせ天岩戸神社へ。すでにパワースポットとして有名らしいが初めて向かう。
入り口、やはり鳥居の感じも関西とは一線を画する。こっちのはシンプル。
凄まじいヒノキ?の香り漂う境内。どっかでアロマでも焚いてるとしか思えない香りっぷり。
神殿横にある神楽を舞う場所。さすが、装飾がいつもの2倍は多い気がする。
境内の苔生す灯篭。サイズ、形に妙な親近感を覚える。頭から植物寄生中。
境内を抜け、いよいよパワースポットの最深部、天安河原へ。そもそもの云われはこのサイトをご参照。とにかく太陽やら闇やら、神様やらと壮大すぎるお話なのです。神話とはいえ実によく考えられてるなと感心します。簡単に言うと「光の神様がこの場所に隠れた」ということらしい。舗装された道を抜け、道は徐々に狭く、そしてけもの道になります。「光の神様もこの道を...」なんてくだらない話でも盛り上げる3人、もはや学生の旅みたい。さらに川沿いを崖伝いに歩くこと約15分ほど、目の前に現れるのは漆黒の洞窟。決して奥深い洞窟ではなくぽっかりとあいた洞のようなもの。しかしその異様さは確かに目を見張ります。しかも何でか小石が誰かの手によって延々と積まれている...その数が半端なくて恐ろしい...!若干の怖さも感じつつ中へ。
隠れる、にしては若干ツメが甘いような気もするが...
この木の鳥居、わびさびを感じます。
目から耳から、五感を開放した後は食事、ということで「がまだせ市場」の高千穂牛が食べられるレストランへ。しかし宮崎は野菜もうまいが畜産も素晴らしい。友人が「日本の食は宮崎が支えている」的なことを言ってたがまさにその通りかもしれない。なのに謙虚な人が多い県民性...人良すぎ...。
高千穂がまだせ市場
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1099-1
0982-72-5002 
撮影しなかったが、この牛の隣でおじさんの弾き語りライブ演ってました。心が折れそうな雰囲気でしたがしっかり歌い上げてました...おじさんから見たらちょうど牛のお尻が見える恰好に。
ロースコースを注文。牛肉もそうだけど3人とも白米の美味しさに驚愕...。え...ご飯もおいしいの...!?宮崎の農業レベル恐るべし。もちろんおかわりしておいしく頂きました。
併設してる道の駅的なとこで気になるポスター発見。大喜利できそう。
食事のあとは「あまてらす鉄道」!の前に、少し時間があったので国見ケ丘展望台へ。高千穂峡からは車で15分ほど。少しさびれた感じは否めないが、山の茶屋もあっていい雰囲気。しかも何より景色がいい!あいにくの天気だったが写真を撮ったりしてしばしゆっくり。写真に写る3人が底抜けに楽しそうな笑顔だったので、実際のテンションとのギャップにおかしさがこみ上げる。茶屋でシイタケ茶(もはや出汁)を頂き、あまてらす鉄道へ向かう。2度目の乗車だけど、これは毎回ほんとに楽しい。ちょっとしたスリルとなんとも言えない廃線の醸し出す哀愁、そして何より絶景...。おじさんのマイクパフォーマンスも相まって思い出に残ること必至。しかも!前回よりも微妙ながらパフォーマンスがパワーアップしてた...気になる方はぜひご乗車を。横のおじさんが懐かしい「写るんです」を持っててなんだか哀愁が増しました。
トンネル内でも忘れないサービス精神
今日はかつて走っていた電車が展示されていた。中身もほぼそのまま!さらに電車の下にもぐれたり、かつての高千穂鉄道の写真が見れる簡易展示室があったりと盛りだくさん!!運転手ごっこなんかもできます。
前後しますが国見ケ丘展望台。やたらとベンチが多い。
まさに早起きは三文の...とはよく言ったもので、まだ15時過ぎ。少し小腹が空いたのでカフェ「千人の蔵」へと向かう。石でできた蔵を利用したカフェ。店内は自然光こそ入ってこないもののなんとも落ち着いた雰囲気。カフェだけのつもりがついついおにぎりを注文...。
むすびカフェ 『千人の蔵』
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸五ヶ村92−2
0982-74-8080 
独特な雰囲気...。不思議と冷たい石の感じはしない。
一瞬でなくなりました。うますぎ。
ほんとに石。
その後、カフェのすぐ上にある温泉へ向かう。地元の人が多そうな雰囲気だけど人も少なくてゆっくり浸かれる。あぁ...極楽...笑 しかし地元のおじさん同士の会話は相変わらず全く聞き取れず。難解すぎる方言。
ひとっ風呂のあとは延岡まで戻り、船倉の「網基」で延岡郷土料理の「めひかり」「あげみ」「チキン南蛮」「お刺身」を食し1日目終了。何が良かったって、そりゃあ早起きに決まってます。

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