2016/09/18

てげ旅 -延岡に初めて来た人、旧友.2(地震後の阿蘇とはしご酒)-

阿蘇神社、無防備な牛、温泉と夜の梯子

高千穂から阿蘇へは1時間ほど。もちろん交通規制があると知ってたので「あこまではいけるかなー」と思ってた場所の遥か手前で「ダメダメよ~」と警備員に止められました...もう全くもってぜんっぜん近づけませんでした。それだけ地震の影響が強かったってことです。阿蘇山は諦めて、急きょ阿蘇神社方面へ向かうことに。
阿蘇神社の駐車場に車を停め、恐る恐る入ってみると大きく傾いた屋根が地面に落ちていた。それは一瞬正しい姿なのかなと錯覚するぐらい見事な倒壊で、言うなればだるま落としの体部分だけを抜き取り残るは頭と足の部分だけ、のような状態だった。本殿は勿論、門やその周りの建屋も倒壊していてそれはそれは異様な光景だった。本当に、その姿がおかしいと気付くのに少し時間を要するぐらいの見事な…。本当に怖かっただろう。でも阿蘇の根源とでも言うべき湧き水はその力を緩めることなく地下から湧き上がってて少し嬉しかった。地震のパワーをまじまじと見せつけられ少し動揺しながらも参道を散策。
当日はほんま凄かったんやろうな...
見事に屋根だけ残った状態
アンティーク品と時計がたくさんあった
店内。新たな時を刻みます。
何度も阿蘇神社には来てるけどこの参道を歩くの実は初めて。パッと見でもオサレそうな店がいくつもあって凄く楽しそうな雰囲気。やはり地震の影響なのか、人は少な目かな?
風情があっていい雰囲気。
一瞬、とても目を惹くコーヒーショップ「Elephant Coffee 緒方屋」
かわいい壁の店を発見し、さらに見てみると古道具屋だったので入店。元気の良い女性店主が切り盛りしていて一瞬で良い店だとわかった。国内外の古道具が所狭しと、でも整然と並べられている。聞くと以前何度か行ったことのある阿蘇のお店で数年前に移転して今の場所に来たらしい。なんや(笑)  「橿原(奈良...?)」と書かれた埴輪を購入、さらに使い道のわからない木の棒が気になり「これ、日本のものですか?」と聞くと「多分日本のものですけど、何に使ってたんですかね〜、欲しかったらあげますよ」と言われ、値札付いてたけどもらってしまった…。
抜群のセンスとお求めやすい価格帯のお店「etu」
店内。海外のモノも多いのが良いね!
etuが元あった場所、参道から少し離れたところにある古い学校をそのまま利用したカフェ「tien tien」で男3人のテータイム。地震ではどうやら漆喰壁が少し落ちただけだったらしい(相当古い建屋なのに...)。店の人が「阿蘇神社が守ってくれた」って言ってたけどほんとそう思いたくなる被害の差…。帰りがけに「関西の人の割に静かですね」と言われてしまったよ(笑)。ステレオタイプの関西人とちゃうでっ
やはりこんな場所も
購入した埴輪とカフェオレ
お茶も済まし、阿蘇神社を後にする。阿蘇山の外周を帰る道中は緑が目に優しく気持ちがいい。途中、牛か馬かが牧草を食べてるところが見えて少し見にいくことに。緑地は自由に?出入りができて牛の間近くまで行けた。けっこうな鼻息で「ふーーん!ふーーん!」と草むしる牛。どんだけ草食うねん。
割と静かな関西人、代表。
温和そうな牛。乳牛ぽい。
牛色を意識したパンツの色。まさかのここでコーディネート。
元々は日之影温泉駅にいく予定が既に良い時間。さらに阿蘇まで来てしまってるので近くにある高森地区の「月廻温泉」に浸かる事にし、ぬるめの露天風呂で阿蘇の汗を流す。ふぅ、気持ちがいいけど風はもう秋やな、肌寒い。
立派な暖簾。
浸かった後は休憩スペースで。
眠い目をこすりながら一気に延岡まで帰る。今晩の晩御飯は兎寅や(ととや)にて。雑多ではなくきちっとした延岡郷土料理でおもてなし。友人と言うかは妻が一番喜んでたかも…。 その後「延岡といえば!」のバーにはしご、少しカジュアルな「Bar PORT」でジンベースのへべす入りのお酒とラフロイグを。そこで妻とは別れ、最後はこれまた「延岡と言えば!」な餃子屋「黒兵衛」の餃子で〆ます。自宅からもすべて徒歩圏内、こう考えると延岡夜のサイズ感は悪くない。
台風の影響で刺身が少なかったととや。まずはカツオで。
器も良いよね、こういうこだわり店が延岡にはなかなかない。
以上、いってらっしゃいからのおやすみなさい。。また明日。

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