2016/09/19

てげ旅 -延岡に初めて来た人、旧友.3(伊勢エビと霧島酒造)-

伊勢海老街道、蔵見学、そして台風の青島でなんじゃこら

3日目最終日。朝はゆっくり起床。さくっとご飯を食べて身支度を済ます。さずが男性2人、準備が早い。ちなみに私は遅い。今日は雨の予報なので台風の進路だけでなく我々の進路も悩ましい。

晴れの場合→鵜戸神宮ならびに日南周辺散策
雨の場合→焼酎売り上げ日本一「霧島酒造」の工場見学

以上のような計画。そしてやはり雨の予報が根強い&高千穂と鵜戸神宮って似てね!?ってことで霧島酒造に向かうことになりました。朝、霧島酒造に電話を入れた時点では「既に今日の工場見学は予約で一杯です」との返答。内心「いや、こんな台風の来てる日やし絶対そこまで人来やんて!」って思ってましたが「そこを何とか!!」という熱意もなく、とにかく入れたらいいかぐらいの感覚で向かいました。まずはその前に昼食!ってことで宮崎名物「伊勢海老」を食らいに市内までかっ飛ばします。ぶっ飛ばして日向灘。
途中、とんでもない豪雨に見舞われワイパーがほぼ機能しない状態に。思わずハザードランプを付けて存在を周囲にアピールしたぐらい。高速道路なんて走れたもんじゃない、凄まじい豪雨。暫くその雨は続き、結局目的地の「伊勢海老料理 よしき」に着いてもかなりの雨。さすが九州宮崎、やるときゃあやるね。
よしき・いせえび料理 
宮崎県宮崎市橘通西2-1-3 0985-28-2702
わかりにくいけどとんでもない豪雨
見た目からはまさかこんなにおいしいとは思うまい。
尻尾を刺身に、甲羅部分は味噌汁に。何気に初刺身。
と、海老天どんぶり
最後は伊勢海老汁
伊勢海老、初めての刺身でしたが「こ、こんなにおいしいんや....」というぐらい美味かった。もちろん食感は海老的ですが、濃厚さが格段に違ってて旨み?が凄い。今回はサイズ的に5,000円のものを頂きましたが金額的にも大人な食べ物ですね(笑)
その後、雨は弱まってきたもののまだまだ降ってくる感じの空模様。急ぎ足で霧島酒造(都城市)へ向かう。宮崎に住んでおきながら実は初めての霧島酒造。先日も全国焼酎メーカーの売上高で堂々1位を獲得してて期待大。しかし、関西に居る時は全然気づかなかったけど今や関西圏や首都圏、さらに昨年は日本酒メインの東北にまで販路を拡大しているという霧島酒造。特にあっさり系の「黒霧島」が好調らしい。このほんわかした宮崎県に本社を置く企業としては驚きの営業力...そのうち本とか出そうやな。タイトルは「芋づる営業力~黒霧島をマイナーのままメジャーにした男の実話~」(嘘です)
巨大パネルでお出迎え&右手には都城盆地の地下岩盤の割れ目から噴き出すという
清らかな天然水「霧島裂罅水」が無料で汲めるところが!
霧島酒造はその売り上げ規模、業界1位の名に恥じない立派過ぎる場所でした。製造工場は統一感のあるシックな建物で、巨大だけどどこか趣を感じる佇まい。加えて焼酎を作る際に使う地下水の「霧島裂罅水」が無料で汲めたり、広大な敷地の中の手入れされた芝生が気持ちを高ぶらせる。他にもパン工場があったりミュージアムがあったりと、まさに首位の風格。やはり蒸留酒だけあって雰囲気はサントリー山崎蒸溜所と似てる。やっぱ「水」なんやなー。
電話で満員だった工場見学は予想通りOK、結局40名店員のところ10名ちょいしかおらんかった。工場撮影禁止のため写真ないですが、一言でいえば「芋感200%」ってとこでしょうか。おしゃれでも綺麗でも格好良くても「芋」ってことですわ。「白霧島」と「黒霧島」の違いなどが知れて勉強なりました。ちなみに宮崎で愛飲されてる焼酎は20度が主流。Wikiると戦後の酒税が影響してるようだが宮崎県人は「ロックで呑めるから20度なんや!」と豪語します。確かに水で割らない方が風味が残っておいしいのはおいしいけどね。
霧島酒造株式会社 HP
宮崎県都城市下川東4丁目28号1番
工場ではビールも醸造してます。これまた格好いいよねー。
見学で完全に脳みそが芋化し、その後のお土産物売り場でついつい霧島ロゴマークの入った焼酎グラスを買ってしまった...。これからはこのグラスとかちわり氷で芋焼酎呑も。ちなみに焼酎メーカーからは各々焼酎グラスが販売されていて予てから「霧島のグラスは良いな~」と思ってました。ふちが金色で波々ボディは焼酎入れたときに綺麗に感じます、是非。ちなみにメーカー協賛の居酒屋看板はやはり「霧島」が多い宮崎県(屋号の上とか下に酒造メーカーのロゴが入ってるアレです)。
残り時間も少なくなってきたので空港方面へ向かう。友人の1人はいちご大福狂(だった)なので是非宮崎名物の「なんじゃこら大福」を食べてもらおうと「お菓子の日高」へ行き購入。味はそこそこおいしいけど1食分ぐらいのカロリーありそうなとんでもないボリューム。だって苺、栗、クリームチーズが入ってんだもん...。
殴り書きのコピーが目を惹く賑やかな店内。
ちなみに「なんじゃこら大福」は普通に売り切れてたりします。人気なんやなー
この辺りから雨風ともに強くなってきてて青島行っても大丈夫かな...と心配でしたがひとまず向かいます。到着し、車を停めてみるもそこは良く見る台風テレビ中継のような暴風吹き荒れる場所。傘なんてさせるような状態ではありません...。止む無く遠くから青島を拝み、近くのフジヤマプリンで温かいコーヒーを頂く。台風すごいな。
意地でも渡ってる人はいたけどね...。
お腹もあったまったところでいよいよ空港へ。ピーチの「宮崎-大阪」便の仕組みは大阪を出発した機体をそのまま復路の宮崎発でも使用する仕組み。そのためまず大事なのは「大阪を無事出発し、引き返すことなく宮崎まで来るか」ということ。つまり、宮崎空港までピーチが来たら晴れて大阪に帰れるということなのです。だから欠航するときは往復の計2便が欠航する場合が多い(と思っている)。未だアナウンスでは「引き返す可能性も...」とビビらされるため、はらはらしながら屋上で着陸を見守る4人(ちなみに前日の便は欠航してます)。すると、遠くから小さな機体がゆらゆらしながら降りてくるではありませんか、最初は小さすぎて違うかなと思ってたけど近くまで来て「ピーチやん!!(笑)」となり一同歓喜。そうして無事関西へ帰って行きました。
離陸するJAL。
友人から頂いた阿蘇の馬刺しと購入したロックグラス。
お疲れ様でした、また来てね。

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