2016/09/12

てげ旅 -奄美大島.6(遥か遠い海へ)-

8月20日(土) ※3日目、朝~夕暮れ

3日目朝はパッキングから始まる。実は今日はなかなか難解なパッキングスキルが必要。箇条書きにすると、
 
①新たな宿に一旦荷物を預ける。
②そのまま泳ぎに行くのでシュノーケリングの準備も必要
③しかも温泉も入るので温泉準備も必須。
④さらにさらに温泉後は晩御飯があるので夜のおされ服も要る。

という難解なパズルのようなパッキングなのです(こういうの苦手やー笑)。いそいそと準備をし、あれやこれやと悩みながら荷物を詰めていく。幸いにも普段から早起きしてるので今日も御多分に漏れず早起きできたため時間はたっぷりある。と、逆に時間がたっぷり余り過ぎて近所散策と、さとの家のお母さんに代金を支払うため隣接するご自宅へ行くことに。すると目の前に大量の雑然と、しかし合理的に置かれた古道具と骨董品が目に入った。思わず「古いものがお好きなんですか?どこで購入したりしてるんですか?」と伺うと新選組に一時期凝って収集してたらしい。若干ズレはあるけど大きな括りでいくと「古道具」で一緒。以前古道具を欲して行ったことのある霧島の骨董市まで行って買ったりしてるらしい。※これ いやー良い趣味やな。
さとの家の一角。良い建物。お母さんのセンス。
新選組の話もほどほどに無事出発し、今日のお宿「ひわき」へ向かう。場所はさとの家よりもさらに空港寄りのロードサイドにあり、一軒貸し切りのペンションみたいな場所。ロケーションが素晴らしくて太平洋が一望できる。無理を言って先にチェックインを済ませ荷物をおかしてもらい、今日の目的地、宇検村(ウケンムラ)の「屋鈍海水浴場」へ向かうことに。驚くなかれ目的地までは80Km、2時間15分の所要時間をたたき出すGoogleMAP。改めて奄美大島は巨大なのだ。とにかく向かおうということで車を走らせる。都会の名瀬を過ぎて間もなく山道に入ると携帯の電波が入らなくなる。道端にはタコ焼き屋があったり温泉施設があったり、自生マングローブの森があったりと魅力あるスポットに後ろ髪ひかれながらもわき目も振らず目的地へ向かう我々。とにかくただひたすらに車を走らせていると軽トラックの荷台に大きなフラミンゴ浮き輪を積んだ車が...「これは屋鈍に行くに違いない!」と着いていくと屋鈍の手前にある「タエン浜海水浴場」に辿り着く。どうやらこの先は屋鈍海水浴場しかないらしく、さらに屋鈍にはお店も何もないらしい。一先ず車を降りて散策。この海もなかなか綺麗だしそこそこ人も居る。腹ごしらえをしておこうと目の前にある「いかり家」という激渋なお店に行くも建屋はあれど人の姿は見えず...。と、近くで油を売っていた片岡鶴太郎似のおじさんがやってきて「いらっしゃい」。諸々注文する。
タエン浜海水浴場。
黄色いTシャツを着た片岡鶴太郎似のおじさんがやってる黄色い「いかり家」。
店内も外観も手作り感満載。
この小屋はつい数日前に完成したらしい笑 間に合ってよかった。
豚の角煮のような「ほほえみ丼」をオーダー。お世辞抜きで激うま
サービスで黄色いアップルマンゴーくれた。いよいよ風水...?
おしゃべり好きのおじさんだったが元々都会で寿司職人をしてたらしく、とにかく喋る合間にも料理の手は休めない(と言っても厨房は離れてるので往来してた)ポリシーなのか手際が良い。話してても「今調理してるから安心してな」とか飲食店あるあるの不安も先につぶしてくれる優しさあり(笑)。娘さんが奈良にいるらしく、激しく親近感沸いたが我々は先を急ぐのだ。楽しいべしゃりをありがとう。屋鈍まではタエン浜から車で15分ほど。ほどなく到着し入水する。あぁ...やはり透明度抜群で気持ちいい!
ぱらぱら人はいるが、これ以上は車で行けない行き止まり場所にある屋鈍、さすがに少ない。
一通りシュノーケリングを楽しみ、各々読書タイムやコーミングタイム、はたまた散歩タイムに突入。計3度は入水したが相当奥まで行かないと綺麗なサンゴがなかったのであまり奥は怖くて行けず、手前のイソギンチャクやテーブルサンゴを見ていた。妻はサンゴ破壊にめっぽう厳しく「目の前でサンゴの上に立つ人がいたら張り倒すで」というぐらいの意気込みでいつもシュノーケルしてるみたい。でもしんどくて立ってまうときあるよね...人だもの...。私は何となくライフジャケットの浮力が落ちてきてるような錯覚にも襲われ、いそいそと浜へ上がりまったりする。
浮かなくなってきた(たぶん違うけど)ライフジャケットと昼寝をする人々。
お菓子に寄って来た食いしん坊のヤシガニ。
コーミング中に見つけた異物「顔石(ガンセキ)」。
地元のおじさん。サンゴを求めてあまりに奥へ奥へ行く我々に驚いていた。
男子高校生作「裸婦」
正直サンゴはもう少し浜手前にあってほしかったけど、概ね満足し屋鈍を後に。既に時刻は夕方。またも2時間超えの帰り道を考えると気が遠くなりそうだが先にお風呂に入ろうと宇検村の施設「やけうちの里」で潮を落とす。しかしこの施設はなかなか良かった。岩風呂風の浴槽でお湯も熱め。出てからのまったりスペースは座敷こそないものの、椅子と扇風機に癒されました。
横にはおしゃれな「宇検食堂」が控えてます。即席鶏飯購入。
「SPA」って良いね
ゴーギャン的な...?
リオ五輪前に卓球の愛ちゃんも来てたみたいやし、テレビロケも来てたみたい
疲れも癒されたところで今晩のメシを探しに名瀬まで戻ります。

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