2015/08/31

てげ古物 -archive1-

ここ最近、「趣味は?」と聞かれると「ビーチコーミング」や「古物集め」というぐらい自分の中で定着しつつある古物。相変わらずモノ自体の価値(骨董的な)には興味がなく、自分の感性と財布と相談の上で購入してます。もちろん着々と増えつつはあるので、できるだけ小さい物に絞って集めています。一部紹介。

「小動物の膀胱で作られた絵具入れ」と「マコンデ族の彫刻」
入れ物は特に何を入れるわけでなくテレビ台に飾ってます。木製の蓋つきってところが購入のポイント。彫刻の方は、家族で数年前に伊勢へ旅行した際、マコンデ美術館で購入。かなり小さい物なので、子供とかが練習用で造ったものかも。

「コア製法で作られたガラス製の香油瓶」
「世界の石不思議発見展」で一目ぼれ、中東系のおじさんから購入。残念ながら輸送途中に欠けてしまった部分があったため(幸いにも)安く頂いた。瞬間接着剤で難なくくっついたのでかなりお買い得だと思う。今でもかなり上位に入る気に入りっぷり。

「煙草の葉っぱ入れ」
大阪の古道具店で購入。主に軍モノや家具が中心の店内において、なぜか日本風の袋がぽつりと壁に掛けられていた...それがこの袋。しかしどこの国のものかは不明。個人的にはヒモが濃紺なところがポイントで購入した。会社のバレーで積み立ててるお金を入れてる。

「タイ山岳地方の小袋」
奈良のMARUMARUで購入。この手の小袋はかなり所有しているが一際小さく、そしてシンプルな色合いに手仕事を感じ手に取った。店主のおじさんも「それが気になるとは...ここ数十年で同じものを見ていないぐらいのモノ」とのこと。山岳地方の民にとって、サイドにある貝は海の象徴、真ん中にはお米をモチーフにした飾りがついている。かなりのハンドメイド感があり、自身で使うものとして作られたと想像できる。

「(おそらく)カラモジョン族のイス」
大阪梅田は第一ビルの地下に不思議な店がある。その名は「ジャンボ」。今もあるか不明だが姫路セントラルパークにも姉妹店がある(そこではろうけつ染めの布を購入したことがある)。
このイスは「店をオープンした30年前から店頭に置いてある」というある意味究極の売れ残り品。店主のおばさんは「ツルカナ族」だと言っていたがその後調べたらおそらく形状的にはカラモジョン族のイスかと。砂漠地域のため皆腰とかにぶら下げて持ち歩き、休憩時に尻に敷いたり枕代わりにするらしい。

「茶筒:年代物のブリキ製と鉄製」
一見一緒だが、素材がまったく違う。小さい方を先に蒲郡の店じまい寸前のお茶屋さんから安く購入、まだ中には少し抹茶が入っていた。しかし、街をよく見て散歩してるとそういう出会いを引き寄せるものだなといつも感じる。本当にたまたま通りかかった道に店じまい寸前のお茶屋さんがあるなんて笑 大きい方はのちに大分の護国神社骨董市で見かけて購入したもの。間違いなく二つ並べたらかっこいいはず!!と思ったので。ともに珈琲粉を入れている。鉄の方がかなり分厚く、保存性は高そうだがこのブリキが薄いくせに凄まじい密閉性のため、ほとんど珈琲粉の匂いまで劣化しない優れもので非常に気に入っている。

「明治ぐらいの笠屋の風呂敷(大判)
どうしてもどうしても、一枚は存在感のある布を所有しておきたいと思っていた。出会いはつい先日のひむか骨董市で。概ねこの手の大きい布は〇万とかするが、これはさほど高くない。というか「延岡からはるばる来た」と伝えたら安くしてくれた笑 シンプルかつ色目も深みがあり気に入っている。

「反物幅の古布:藍と織」
藍染めが好きだ。特に濃淡のはっきりした藍が。無地の方は大阪四天王寺で購入。後ろからつぎはぎしているのが何とも良い。チェックの方も日常使いするのはもったいないぐらい状態が良い。日本のものだろうか、中国の古い布でも同じような織のものを購入したことがある。

「革の表紙に和紙無地の帳簿(デットストック)」
これも先日のひむか骨董市で購入。なんとデットストック!!しかもそこそこ安かった。色目が気に入り購入。店主のおじさんは「最近の若い人はこんなん興味ないから悲しいわ~」と言っていたが確かにそう。でも流行りだすと出回る品の質が落ちるから若者が興味持ち出したら逆に古物に危機を感じる。この品、部屋に飾るとインテリアを一気に和風に変える凄まじい影響力があります。

以上、徐々にこんな感じで紹介していこう。自分の所有物の棚卸にもなってじんわり嬉しい。週末の楽しみがまたひとつ増えたな。ところで今日、買い物に出かけたら近所のきもの屋で「難物市」というのをやっており、勢いで入ってみた。いわゆる反物屋さんだがなかなかの破格である。購入する気はそこまでなかったが、なんだか雰囲気で買っちゃいました笑「100円と500円の難物」。

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